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ソーシャルスキルトレーニング(心理部あきら先生)

教室の毎日
SST(ソーシャルスキルトレーニング)という言葉を聞いたことはありますか。
日本語では社会的技能訓練といって、ざっくり言うと社会生活をおくる上で必要なスキル(技能)を身につけるトレーニングです。

社会生活上で必要なスキル(ソーシャルスキル)とはどんなものがあるかはご存じでしょうか。

恐らく多くの方は挨拶、お礼、質問をするなどの「言語的なコミュニケーション」をイメージされるのではないかと思います。
こういった言語的コミュニケーションは社会生活上では必須と言っても良いソーシャルスキルだと思います。

一方で身振り手振り、表情、視線を合わせるなどの「非言語的コミュニケーション」と言うものもあります。
お友達が話しているのにそっぽを向いていては本当に話を聞いているのかお友達に伝わらないので嫌な思いをさせてしまうかもしれませんよね。

そのためSSTでは言語的なコミュニケーション能力に限らず、言語に頼らないコミュニケーションスキルのトレーニングも重要としています。

また日本では「お店などでは列には横入りせずに並んで待つ」暗黙のルールがあります。
これはお店側等からの要求の場合もありますが、ほとんどの場合は学校などで並んで待つことを学習してきたからに他なりません。

これも日本で生活する上では必要なソーシャルスキルです。

このようにソーシャルスキルは文化によって異なる場合があり、多くのソーシャルスキルは先天的に持っているわけではなく、生まれてから学習をして獲得していく後天的なスキルなのです。

他にも学習面で必要な読み書きスキル、話を聞くリスニングスキル、計算スキルなど社会的スキルはたくさんありますが、スキルの紹介はこの辺にしておこうと思います。

SSTはそういった社会的スキルを「知る」、そして社会生活上で「実際に使う」ことを目的としてトレーニングを行います。

SSTの進め方ですが簡単に説明をすると、まずどんなスキルを練習するかを決め、そのスキルに合わせた課題を設定します。

スタッフや他児が課題をこなす様子を観察し、実際にさせてみせてよくできたことを評価します。
そしてそれが練習場面だけではなく実際の生活でできていればそれも評価をします。

そういった流れで生活に練習したスキルを定着させていきます。

児童発達支援でも現在SSTの取り組みを進めています。

椅子に座って活動をする、場合に合わせた言葉の選択ができるようなるなどの活動をしており、今後も様々な活動を予定しています。

今回はSST(ソーシャルスキルトレーニング)についての話をしました。

社会生活上で必要なスキル(ソーシャルスキル)にはたくさんの種類があり、学習して獲得していくものであるため、SSTは今後の生活においてとても重要であると言えます。

今後もHEROISでの活動の内容や心理士からの視点で子育てに役立つ情報を発信していきます。

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