ひらがなや漢字を正しく書けない

文字を正しく書くためには、①紙(マス)の空間を的確に捉えること②記憶している文字のイメージをもとに書き表すこと、などが必要になります。
また文字を記憶するためには、視覚(文字を見る)、聴覚(文字の音を聞く)の他に、鉛筆を動かす運動感覚を合わせる必要があります。

このうちどれかが苦手だと、文字を正しく覚えて書くことが難しくなります。

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文字を書けない場合、視写(隣に大人が書いた文字を手本に書く)から始めることになると思います。マスを4ブロックに色分けしたシートを使うことで、書き始め、線の方向、書き終わりなど、どの領域に向かって書けば良いかが分かりやすくなります。
ルール・準備物
紙、ペン、定規、蛍光ペン(4色)
1 1マスを4ブロックに分けて、色を塗ります
写し書きから始めるときは、書くマスに一工夫してみよう!の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
2 まずは大人が見本を書いて、お子さんと、どの色にどんな文字の部分があるのかを確認しましょう
写し書きから始めるときは、書くマスに一工夫してみよう!の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
3 見本を見ながら一緒に取り組んでみましょう
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ワンポイント
マスに対してどのくらいの大きさで書くかを伝えながら練習しましょう。 2文字以上続けて書くときは、一文字目と同じ大きさで書けると全体のバランスが良くなってきます。
ほかの工夫
監修者
高畑 脩平 先生
白鳳短期大学 リハビリテーション学専攻 作業療法学課程 講師 奈良教育大学特別支援教育研究センター 研究員 奈良県障害者総合支援センター 作業療法士
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