聞いたことと書く文字が一致しない

「らくだ」と聞いたのに「だくだ」と書く子ども。これって聞き間違い?書き間違い? 「文字」と「音」の対応が上手くいかないと、このようなことが起こってきます。まずは、音の違い(「だ」と「ら」)に気付けているかが重要となります。

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聞いたことの書き間違いが多い場合は、言葉を聞き取ることが苦手なのかもしれません。言葉を聞き取るためには、一文字一文字が何であるかを意識する必要があります(音韻意識)。音の聞き分けをするための遊びは、意外にありふれているものです。
「聞くこと」に集中できるようなゲームをしてみましょう 【◎◎で始まる言葉さがしゲーム】

テレビやラジオ、絵本の時間に「あ」で始まることばを探してみましょう!
もしかしたら、聞いている途中でわからなくなっている?と感じたらの画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
【逆さ言葉ゲーム】

相手が言った単語を下から順に読み上げてみましょう!「りんご」を「ごんり」、「くるま」を「まるく」など、楽しく親子で取り組んでみましょう。

最初は2文字から始めるのが良いでしょう。
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【タヌキゲーム】
相手が言った単語から「た」を除いて言葉にします。「かたたたき(肩たたき)」ならば「か、き」、「あした」ならば「あ、し」など、少し難しいですが一緒にトライしてみましょう。
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ワンポイント
しりとりのような単語の一音一音に注目できる遊びがよいでしょう。
ほかの工夫
監修者
高畑 脩平 先生
白鳳短期大学 リハビリテーション学専攻 作業療法学課程 講師 奈良教育大学特別支援教育研究センター 研究員 奈良県障害者総合支援センター 作業療法士
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