ぬりえが苦手

枠からかなりはみ出してしまったり、ぬりつぶせていなかったりということはありませんか? ぬり絵を行うためには、手先の運動コントロールが必要です。また、手先の細やかに操作するためには、それより中心部である体幹・肩甲骨・肩・肘・手首などの安定が必要になってきます。
繰り返し練習すれば出来るわけではなく、これらの要素が揃えば、子ども達は自然とぬり絵ができるようになってきます。

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うすくなったり、濃すぎたりと、筆圧のコントロールが苦手な場合は、身の回りにある道具を使って練習をしていきましょう。
ルール・準備物
ねんど、葉っぱ、色鉛筆やクレヨン、習字や絵の具のなど太さの違う筆、絵の具(または墨)
指先の力を、コントロールできるような遊びを取り入れましょう
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つまむ動作がある遊びを取り入れましょう  クレヨンが持ちやすくなるために、コインを貯金箱に入れたり、おもちゃをつかんだりして、つかむ練習もするとよいでしょう。
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塗り絵や書くときに、振動や衝撃など、手に感覚が入りやすいような工夫をしてみましょう
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紙の下に葉っぱなどボコボコしたものを敷き、上から色鉛筆やクレヨンなどでぬりつぶします。

色が薄い場合は、クレヨンなどの色がはっきり出るものを使用しましょう。濃い場合は、色鉛筆などの色が出にくいものを使ってみましょう。
習字の筆や絵の具の筆を使って、色々な太さの線を書いていきます
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ワンポイント
姿勢が斜めになる場合は、足や肘の位置を正しく保てるようにクッションを置いたり、支えてあげるなどの工夫しましょう。
ほかの工夫
監修者
高畑 脩平 先生
白鳳短期大学 リハビリテーション学専攻 作業療法学課程 講師 奈良教育大学特別支援教育研究センター 研究員 奈良県障害者総合支援センター 作業療法士
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