何度注意しても危険な場所に行ってしまう

大人が危ないと思っても、平気な顔して行ってしまうことってありますよね。
その都度「ダメ!」と注意する以外にどんな対策があるか探してみましょう。

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「ダメなものはダメ」という理由はお子さんは納得しにくいものです。
『危ない』という言葉が抽象的でイメージしにくいのかもしれません。
具体的にどんなことが起こり得るのか、伝えてあげましょう。
危険な行動の先に、どんなことが起こりうるのか伝えましょう 「いろんな車を見たいと思って、駐車場に一人で行ったら、車にひかれちゃうかもよ。

もし、ひかれちゃったら病院で寝たきりだから、お家にも帰れないし、大好きなゲームもできないよ。」

など、その後に起こるかもしれない出来事のなかで、お子さん本人が「起こってほしくないな」と思うことを具体的に伝えましょう。
言葉だけだとイメージしにくいので、絵本をつかったりイラストを書いて伝えるとより良いでしょう。
「危ないよ」という言葉では、イメージできていないのかな?と思ったらの画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
お子さんと一緒にルールを作りましょう
「危ないよ」という言葉では、イメージできていないのかな?と思ったらの画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
例えば

車を見たいときは

①お母さんに言う
②お母さんが「いつ行くか」を言う
③お母さんと一緒に駐車場へ行く
④手を繋いで車を見る
⑤決められた時間になったら帰る

また、ルールを見える化するのもよいでしょう。
ワンポイント
必要以上に怖がらせたり、誇張する必要はありませんが、なぜ危険だと大人が思っているのかを伝えましょう。 また、「そうなるとお母さん悲しいな」など気持ちを伝えることに加えて、お子さん本人の視点にたち「こうなったら嫌だな」という想定される出来事もしっかり伝えてあげましょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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