お当番の仕事が出来ない

係やお当番の仕事を忘れてしまったり、最後までやれなかったり……。園でできるようになるには、どうすればよいでしょうか。

2599 view

「自分がお当番であること」が分かっていても、“何をすれば良いか”を正しく理解していないと、「やっていない」「できない」と周囲から思われがちです。“何をすれば良いか”を具体的に伝えましょう。
家でお子さんにお手伝いやして欲しいことがある場合、内容を具体的に伝えるようにしましょう
自分の仕事はわかっているけど、何からどう始めればいいのかわからないのかな?と思ったら…の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
たとえば、「お片付けしよう!まずボールをカゴにいれるよ。終わったら、絵本を棚にしまうよ。」と、何をどうすればよいか詳しく伝えることがポイントです。絵やイラストなど、視覚的な手がかりを使うこともよいでしょう。

また、1つの動作ごと細かく区切って伝えるのも良いでしょう。
たとえば、「お片付けの時間だよ」とアナウンスした後に「いち、ボールをカゴに入れるよ。」と言い、終わってから「に、絵本を棚にしまうよ。」と伝えましょう。

自宅での取り組みは、おもちゃが沢山あったり、テレビがあったりと気が散りやすい場合もあるでしょう。完了まで、お子さんの取り組み意欲を維持できるよう、一つひとつの行動をしっかりと褒めたりみとめながら完了までサポートすると良いでしょう。
園でお当番がある場合、園の先生に具体的に何をするか聞いて、お家でも同じ当番の仕事をやってみましょう
自分の仕事はわかっているけど、何からどう始めればいいのかわからないのかな?と思ったら…の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
このとき、「●●当番さんは、~~するよ。」と、その当番になったら何をするか伝えることがポイントです。

例)「お片付け当番さんは、この布巾で机の上を拭くよ。」「おやつ当番さんは、お皿の上にお菓子を配るよ。」
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
当サイトに掲載されている情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。また、掲載されている感想やご意見等に関しましても個々人のものとなり、全ての方にあてはまるものではありません。
『幼稚園・保育園』TOPへ戻る >