遅刻が多い

学校に遅刻したり、移動教室の集合時間に遅れてしまうお子さんは、単に時間にルーズなわけではないかもしれません。そんな場合の対応策をお伝えします。

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夜にやりたいことをやめられず寝るのが遅くなり、結果朝寝坊してしまったり、朝の支度に時間がかかって学校に遅刻してしまうお子さんの場合、やるべきことややりたいことにどれくらい時間が必要か分かっていないこともあります。

そのような場合は、お子さんの体調やペースに合った時間配分で、生活リズムを整えましょう。

身に付くまでは大人がサポートするとよいでしょう。

はじめのうちは、絵カードや写真などで見て分かるようにするのも1つです。
お子さんに合ったペースの生活リズムかどうか、見直してみましょう ■朝の支度に時間がかかり、遅刻してしまうお子さんの場合
朝の準備時間と、支度の内容を書きだしてみましょう。

お子さんは何に時間がかかりやすくて、どのタイミングで工夫が必要なのか、考えてみましょう。
準備や移動にどれくらい時間が必要か分かっていないことも の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
お子さんにとって分かりやすく適切な時間配分でスケジュール表をつくりましょう
準備や移動にどれくらい時間が必要か分かっていないことも の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
イラストや写真、時計をつかって、今のお子さんがスムーズに理解できるよう工夫してみましょう。

■夜寝る時間が遅くなり、遅刻してしまうお子さんの場合
朝の支度と同様に、学校から帰宅する時間と宿題、夕食、入浴、就寝の時間に加え、本人がやりたいことにはどれくらい時間が必要か書き出してみましょう。

たとえば、お子さんが学校から帰ってきたあとにゲームをやりたい場合、やるべきことを何時までに終わらせるとよいかなどをお子さんと一緒に考えてみましょう。
ワンポイント
生まれ持った体質として睡眠などの生体リズムがアンバランスな場合もあります。 睡眠チェック表を家庭で記録し、それを基に改善の手立てを考えていくのもよいでしょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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