別教室への移動が難しい、遅れてしまう
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つぎの授業のために教室を移動しなくてはいけないときに、教室に残ってしまったりみんなと一緒に行動ができなかったりすることはありませんか?お子さんにとっては、周りの状況に気づいてなかっただけかもしれません。ご家庭でもできる練習法をご紹介します。
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お子さんに今やっている作業の区切りを伝えれば、次になにをすればいいのか見通しが立てやすくなります。家でタイマーを使って「終わり」を予告し、作業の区切りをつける練習をしましょう。
ルール・準備物
タイマー
1
移動の直前の活動は、タイマーをかけて取り組むようにしてみましょう
普段から、遊びや活動にタイマーを取り入れて、タイマーが鳴ったら終わりにする、という活動の流れをお子さん自信が理解し、行動できるようになっているといいですね。
2
もしタイマーに気が付いていなかったら、肩をそっと叩いてしらせましょう
また、タイマーが鳴っていることに気づいていただけでも「あ、自分から気づいてえらいね!おしまいにしようか」などお子さんが切り替えに気持ちがむきやすくなるような声かけをしましょう。
学校でも取り組んでもらえないか、先生にタイマーを導入する提案や相談をしてみるのもいいですね。
ワンポイント
タイマーを設定することは、「教室を移動できない」という困りだけでなく活動の見通しをつけてあげるために広く有効な方法です。
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学校でも取り組んでもらえないか、先生にタイマーを導入する提案や相談をしてみるのもいいですね。
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井上 雅彦
先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
公認心理師
専門行動療法士
自閉症支援士エキスパート
LITALICO研究所 客員研究員
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