別教室への移動が難しい、遅れてしまう

つぎの授業のために教室を移動しなくてはいけないときに、教室に残ってしまったりみんなと一緒に行動ができなかったりすることはありませんか?お子さんにとっては、周りの状況に気づいてなかっただけかもしれません。ご家庭でもできる練習法をご紹介します。

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声だけの指示だと、聞き落としや聞き間違いがあるかもしれません。タイミングを見計らって、先生に個別に直接声かけをしてもらいます。
1 全体に声かけをした後、「○○くん、みんなどうしてるかな?」声をかけましょう
みんなに向けたアナウンスだと、気づきにくいのかな、行動できないのかな…と思ったときはの画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
他のお友達の動きをみて、「あ、そうだった!」と気づき動けるのも大切です。
まずは指摘する前に「みんな何してる?」「お友達みてごらん、次なんだっけ」などヒントを投げかけるように声をかけていきましょう。
2 少し待ち、それでも移動できていなかったときは「○○君、移動してね」と具体的な声かけをします
みんなに向けたアナウンスだと、気づきにくいのかな、行動できないのかな…と思ったときはの画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
3 移動の素振りが見えたら、必ずほめて行動が合っていることを伝えましょう
みんなに向けたアナウンスだと、気づきにくいのかな、行動できないのかな…と思ったときはの画像3 クリックすると別画面で開いて拡大できます
ワンポイント
声かけに応えてくれるようになったら、1回目の声かけで行動することを目標とするように伝えましょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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