係や当番の仕事を最後までやりきれない

係や当番の仕事をいつも忘れてしまったり、途中で止めてしまったり、といったことはありませんか。役割を果たせる工夫を紹介します。

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優先順位を判断できるようになると、係の仕事あるときに遊びに誘われても、断ることができるようになります。優先順位を判断すしたり、誘われたときに上手に断る練習をしましょう。
1 お家で優先順位を判断する練習をします
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上記のイラストのように、お子さんと一緒に考えたい場面を見せて、何がよくないか話し合います。
2 「どうすれば良かったかな?」と適切な行動をお子さんと一緒に考えましょう
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まず、イラストをみて、女の子の行動をどうおもったかお子さんに確認し、
そのあと、「ではどうすればよかったか」おともだちに返すセルフも含めて一緒に考えます
3 どのようにすればよいか確認したら、大人と2人で場面を演じ、実践する練習をしましょう
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例:「係の仕事終わったら行くね!」「今日は係の仕事があるからできないや。ごめんね。」

など、お子さんの理解にあったフレーズを一緒に考えてみましょう。
ワンポイント
断ることが苦手でつい小さい声になったり、下を向いたりすることもあります。声の大きさや相手の目を見るなど、相手に伝わる断り方を練習できると良いですね。また、遊びに誘われて断れないだけでなく、仕事の途中で注意がそれてしまうこともあるでしょう。その場合には、仕事の内容を細かくチェックリストに書き出し、1つひとつ終えたら消していくようなTODOリストを元に取り組んでもらうのも1つですね。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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