こだわりが強く、スムーズに行動できない
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「いつも○○しないと気がすまない」
「同じ道順でないと気がすまない」そんなことありませんか?
こだわりへの対応方法を考えましょう。
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どんなお子さんでもこだわりは持っているもの。
そのこだわりを周りの人がどのように受け止めるかということが大事になります。
そのために、こだわりに関する具体的なルールを決めていきましょう。
全ての困った行動がこだわりに該当するわけではありません。
「それをしないと気がすまない(必ずやりなおす、癇癪を起こしてとまらない)」
「回数や場所を絶対に譲らない、決めている」
など、頑固さとは少しちがった行動の様子のことだと考えてみましょう。また、そのこだわりが「日常生活に支障をきたすほど、周囲や本人が困っているかどうか」も改めて考えてみましょう。
例えば絶対に右足から靴を履く(左を渡されたら拒否する)、きまった鉛筆を使う(違うと持たない)、など多少の準備や工夫でスムーズに過ごせるような、生活に障りのないものなら受け入れてあげるのも1つです。 こだわりは、好きなことだったりマイルールの1つです。最初から全て無くそうとするのではなく、切り上げるルールを設けることから始めましょう。
例えば、
・エレベーターを見ると必ず全てのエレベーターに乗らないと気がすまない、
・エレベーターに乗ると全てのボタンを自分で押さないと嫌、先に乗っている人が押しているとパニックになる
・何周も何周もエレベーターにのる
などの場合は、「今日のお出かけで乗れるエレベーターは3つ」のように事前に約束をしましょう。
できれば自宅や建物の中で落ち着いているときにお子さんにルールを提案し、お子さんが理解して一度は納得している様子を確認できると良いでしょう。
また、街中でエレベーターがある場所につく前に、もう一度口頭で確認しましょう。 お子さんは約束しても、いざエレベーターが目の前にあるとこだわりを抑えるのは難しいかもしれません。
外出中でも、自宅で確認したルールを一緒に振り返れるように、紙やカードに書いておくと良いでしょう。
また、事前にお子さんと約束するときにカードを用意して、カードをみながら説明をして理解や納得を深めるようにしておきましょう。
ワンポイント
お子さんと一緒に決めた場所や回数のルールを守れるようになってきたら、徐々に集団生活の中で許容される場所や回数に変更していけると良いですね。お子さんが生活する場は、家庭だけではなく社会の中でもあります。自分のこだわり行動を発揮しても周囲や自分が困らない場面や量について考えることが大事です。
そのこだわりを周りの人がどのように受け止めるかということが大事になります。
そのために、こだわりに関する具体的なルールを決めていきましょう。
「それをしないと気がすまない(必ずやりなおす、癇癪を起こしてとまらない)」
「回数や場所を絶対に譲らない、決めている」
など、頑固さとは少しちがった行動の様子のことだと考えてみましょう。また、そのこだわりが「日常生活に支障をきたすほど、周囲や本人が困っているかどうか」も改めて考えてみましょう。
例えば絶対に右足から靴を履く(左を渡されたら拒否する)、きまった鉛筆を使う(違うと持たない)、など多少の準備や工夫でスムーズに過ごせるような、生活に障りのないものなら受け入れてあげるのも1つです。 こだわりは、好きなことだったりマイルールの1つです。最初から全て無くそうとするのではなく、切り上げるルールを設けることから始めましょう。
例えば、
・エレベーターを見ると必ず全てのエレベーターに乗らないと気がすまない、
・エレベーターに乗ると全てのボタンを自分で押さないと嫌、先に乗っている人が押しているとパニックになる
・何周も何周もエレベーターにのる
などの場合は、「今日のお出かけで乗れるエレベーターは3つ」のように事前に約束をしましょう。
できれば自宅や建物の中で落ち着いているときにお子さんにルールを提案し、お子さんが理解して一度は納得している様子を確認できると良いでしょう。
また、街中でエレベーターがある場所につく前に、もう一度口頭で確認しましょう。 お子さんは約束しても、いざエレベーターが目の前にあるとこだわりを抑えるのは難しいかもしれません。
外出中でも、自宅で確認したルールを一緒に振り返れるように、紙やカードに書いておくと良いでしょう。
また、事前にお子さんと約束するときにカードを用意して、カードをみながら説明をして理解や納得を深めるようにしておきましょう。
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井上 雅彦
先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
公認心理師
専門行動療法士
自閉症支援士エキスパート
LITALICO研究所 客員研究員
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