静かにしていられない

図書館や病院など、お出かけ先の中には静かにしなければならない場所があります。「静かにする」とはどんなことか、お子さんに理解してもらいましょう。

5547 view

声の大小について言葉で説明されたり注意されたりしても、伝わりづらく調整しにくいのかもしれません。

声の大きさを数字と関係させて伝えることで、ちょうど良い大きさの声を理解する手助けをしてみましょう。
ルール・準備物
紙、カラーペン
1 声の大きさを、図で紙に書いてみましょう
声の大きさを目で見て分かるようにしよう!の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
声の大きさを目で見て分かるようにしよう!の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
2 自宅で、それぞれの声のボリュームを紙を見ながら練習しましょう
声の大きさを目で見て分かるようにしよう!の画像3 クリックすると別画面で開いて拡大できます
数字で表現するのも良いですね。

「ねずみの声は、、こんな感じ(小さい声で)。まねしてみて」
「おさるさんの声は、こんな感じ(日常会話の声の大きさで)」
「ライオンさんの声は、こーんな感じ(大人数の前で発表するときのような大きさで)」

など、お子さんの年齢やイメージできる表現に合わせて、伝え方を工夫してみましょう。
3 外出時、声の音量に気をつけたい場所に到着する前に紙見せて書くにしましょう
声の大きさを目で見て分かるようにしよう!の画像4 クリックすると別画面で開いて拡大できます
「ここではねずみさんの声だよ」など、練習した大きさの声で話すように伝えます。
ワンポイント
静かにして欲しい場所につく直前に紙で見せることで、思い出す助けになります。 お子さんが思わず声を大きくしてしまう時には、叱らずに「声の大きさは?」など問いかけてみましょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
当サイトに掲載されている情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。また、掲載されている感想やご意見等に関しましても個々人のものとなり、全ての方にあてはまるものではありません。
『自立・外出』TOPへ戻る >