電車やバスなどのドアが開いたとき、急に飛び出してしまう

電車やバスのドアが開いた時にお子さんが急に飛び出してしまったら心配ですよね。
子どもが飛び出しの危険性を知って大人と一緒に動ける工夫をしましょう。

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外に飛び出した時にどんな危険があるのか分からないのかもしれません。
まずは、飛び出したときに起きる事故や危険性をお子さんに教えましょう。
お子さんが理解しやすいように絵を使って説明することがポイントです。

また、飛び出してから「飛び出さないで!」「待って」と注意するのではなく、事前にルールを決めておきます。

「○○しない」ではなく「~する」といったように、何をすれば良いかが分かる約束をして、事前に何度も確認しましょう。
ルール・準備物
紙と鉛筆、絵本など
飛び出した後、どんな危険があるのかを絵に描いてお子さんに伝えましょう
注意されている理由がいまいちイメージできていないのかも?そんなときは…の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
「急に飛び出すと、人とぶつかってケガをしてしまうよ」など、絵といっしょに危険な理由を伝えて、子どもが理解できるようにしましょう。

絵本が読める、または読み聞かせが好きなお子さんであれば、電車や交通ルールのマナー絵本を読み聞かせるのも良いでしょう。

このとき、「飛び出す」という言葉がどの行動を示しているのか、お子さんの理解を確認しましょう。

「気になって急に走ったりすることを飛び出すっていうよ」など、お子さんの気持ちと行動をつなげてあげましょう。
どの行動か理解がつながっていない場合もあります。


また、言葉の理解がある程度出来る時期になったら交通安全のビデオなどで、実際の事故をイメージできるよう一緒に学ぶのも良いでしょう。
ワンポイント
飛び出すと、どんな危険があるのかを理解することで、「飛び出さない」という約束を守ろうと思えるようになります。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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