電車やバスなどのドアが開いたとき、急に飛び出してしまう

電車やバスのドアが開いた時にお子さんが急に飛び出してしまったら心配ですよね。
子どもが飛び出しの危険性を知って大人と一緒に動ける工夫をしましょう。

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頭でわかっていても、気になってしまったら飛び出してしまうかもしれません。
お子さんが、思わず飛び出してしまうような環境に行く前に、一言声をかけてあげましょう。
そのときは「飛び出しちゃダメ!」という禁止の言葉ではなく「気になっても、手をつないで歩こうね」など、やってほしい行動を伝えてあげましょう。
おでかけの前に「乗物から降りるときは、必ず大人と手をつなぐ」ことを約束しましょう
「飛び出したらダメ!」「危ない!」だと瞬時にどうしたらいいのか伝わっていないかも…の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
約束が理解できたか確かめるために、家を出る前に、玄関の扉を電車の扉に見立て、「電車の扉だったらどうするんだっけ?」と声をかけてみます。手をつないで外に出られたら「約束守れたね!」とたくさんほめてあげます。 駅に着いたり、乗り物に乗る直前になったりしたら、改めて約束を確認しましょう
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「降りるときは手をつなぐんだよね」など声をかけましょう。絵を使って約束を見せてもいいでしょう。 乗り物から降りる前に、もう一度約束を確認しましょう
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「次の駅で電車降りるよ。降りるときどうするんだっけ?」「そろそろバスから降りるよ。手をつなぐまで待っててね。」などと声をかけます。 約束を守れたら、思いっきりほめてあげましょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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