公共交通機関で騒いだりはしゃいだりしてしまう

お子さんが好奇心旺盛で見たもの・聞いたこと・気になったことを大きな声で伝えようとしたり、楽しくなってはしゃいでしまったりすると、周囲の目が気になりますね。公共のマナーを守れるよう工夫してみましょう。

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「話しちゃダメ、動いちゃダメ」は、大人でも苦痛に感じことがあるのではないでしょうか?「ひらすら我慢」ではなく、騒ぐ代わりに「○○をすればよい」とお子さんに伝えましょう。
ルール・準備物
ポータブルゲーム、パズル、飴
家を出る前に「電車やバスの中で遊べるおもちゃ」をお子さんと探しましょう
「動いちゃダメ、ちゃんと座って」だと子どもは困ってしまうのかも…すぐできる伝え方の工夫は?の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
おもちゃだけでなく、飴などのお菓子や飲み物も大人が用意しておきましょう。
お子さんに、「電車に乗ったらこの本を読もうね。降りる◯◯駅についたらおしまいだよ」と伝えます。

「まだ読んでるから降りない」「まだ遊びたいから乗り続ける」とならないように、切り上げの見通しも予め簡単に伝えておくとよいでしょう。
「静かにして」ではなく「これ読もうね」と関心を向ける先をお子さんに提示しましょう
「動いちゃダメ、ちゃんと座って」だと子どもは困ってしまうのかも…すぐできる伝え方の工夫は?の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
静かにして、などの禁止の表現は「ダメなんだ」とわかっても次にするべきことが無く、関心を向ける先がないと喋ったり歌ったりと自分自身で楽しめる活動を始めてしまいます。

それが公共の場でふさわしくないな、と感じるときはお子さんの関心を向ける先を用意してあげましょう。
本やおもちゃでも良いですし、大人が絵を書いてその様子を見せたり、小さな声で手遊びをするのも良いでしょう。

必ずしも、とても魅力的なおもちゃがないといけない、ということはありません。
1つのアメをつかって「何味かな?」「クイズに3つ正解したらプレゼント!」などゲームをしながら過ごしたりも良いでしょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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