お菓子を食べないと癇癪をおこす

お菓子が食べられないと泣き叫んで怒ってしまったり、お菓子ばかり食べてしまって食事をあまり食べなくなるのも心配ですよね。ここではお菓子を上手に楽しめるアイディアをご紹介します。

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子どもが癇癪を起すと、早く機嫌を直すためにお菓子を渡すこともあるでしょう。しかし、これを繰り返すと子どもは「癇癪を起せばお菓子をもらえる」と認識し、お菓子をもらうために癇癪を起こすようになってしまいます。癇癪を起してもお菓子を渡さず、子どもがいいことをしたときに「ごほうび」としてお菓子を渡すようにしましょう。
お子さんが良い行動をしたときや、約束を守れたときにお菓子を渡すようにしてみましょう
もしかして「かんしゃくを起こす=お菓子がもらえる」と学習しているかも?そんなときはの画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
お菓子を渡す時には、お子さんの何の行動が良かったのか、「自分でお片付け出来てえらいね!」など具体的にほめるようにしましょう。 癇癪を起した時は、焦ってすぐにお菓子を渡さずに「椅子に座ってから、お菓子食べよう」など1つ指示をだしてみましょう
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もし、お菓子を渡す場合は「まず椅子に座って。次に一緒にお菓子を食べよう」など1つお子さんに指示をだし、それをクリアしてからで「椅子に座れたね、ちゃんと切り替えできてえらいね」と良かったことを伝えながら渡すようにしましょう。

このときの指示は、お子さんが普段から無理なくできるような簡単な内容にしておき、癇癪がヒートアップしないよう注意します。

癇癪を起こしたときに、なだめるように「ほら、アメあるよ!こっちでアメ食べよう!」などお菓子で切り替えるように促すのは控えましょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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