お礼や謝罪が言えない

「ありがとう」や「ごめんなさい」を言うべきとき、その場はいつも大人が代弁しているものの、自分からできるようになるのか心配・・・。そんな場合の練習方法をお伝えします。

5216 view

謝るべき状況だったとしても、お子さんにも言い分がある場合が多いです。

その気持ちを無視されたまま謝ることは難しいので、一度しっかり気持ちを聞いてあげましょう。
1 何があったのか、どう感じているのかを聞いてみましょう
謝るべき状況にみえるけど、子どもは納得していないみたい…そんなとき大人はどう対応する?の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
お子さんの遊びの場面でのトラブルでは、
大人は落ち着いて対応してあげましょう。

・順番に話す
・お友達の話は最後まできく

など落ち着いて話を聞き出せるよう、大人が予め伝えてあげましょう。
2 気持ちの整理を手伝ってあげましょう 「○○くんは~されたと思って、嫌だったんだね」

など、大人が言葉をまとめて伝えてあげましょう。
3 お子さん同士が、相手にどうしてほしいと思っているか聞いてみましょう 「○○くんは、どうしてほしいの?」
「謝ってもらえたら、許してあげられそうかな」

などその状況にあった言葉でお子さん達に聞いてみましょう。
4 大人も一緒に謝ってあげましょう
謝るべき状況にみえるけど、子どもは納得していないみたい…そんなとき大人はどう対応する?の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
5 謝ることができたら、頑張った事をきちと伝えてあげましょう
謝るべき状況にみえるけど、子どもは納得していないみたい…そんなとき大人はどう対応する?の画像3 クリックすると別画面で開いて拡大できます
「ちゃんと、ごめんねって言えて偉かったね」と一言伝えてあげましょう
ワンポイント
誤ったあとに、お互いが気持ちよく次の活動に移れるよう、配慮して声をかけていきましょう。 片方の立場の話を聞くだけではなく、 両者平等に扱う姿勢を見せましょう。 その上で、アドバイスをしたり、お子さんが誤解していることを正してあげると、お子さんも受け止めやすいでしょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
当サイトに掲載されている情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。また、掲載されている感想やご意見等に関しましても個々人のものとなり、全ての方にあてはまるものではありません。
『小学校』TOPへ戻る >