ボタンやホックがはめられない

Tシャツやトレーナーは着脱できるようになったけど、ボタンやホックをはめるのが苦手ということありませんか? ボタンをはめるには、手の巧緻動作(細かい操作)に加えて、両手の協調動作が必要になってきます。これらの力を育む方法や、その場でできる工夫をご紹介します。

4452 view

ボタンと衣服の色が似ていたり、穴が小さくて見つけられない場合があります。

お子さんにとって見やすい状態に、ボタンや穴に一工夫してあげるのも良いでしょう。
ルール・準備物
キャラクターの絵が入ったボタン、糸
持ちやすいボタンを選んであげましょう
お子さんの「できた!」を引き出すために、どんな工夫ができる?の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
厚みのあるものや、角のあるものなど、お子さんが手で捉えやすいものに変えてあげましょう。
特に首もとのボタンなど、お子さん自身が確認しにくい位置のボタンは、
お子さんが手探りでボタンをさがしても
すぐに「あ!ここだ!」と気づけるようなものに変えてあげると良いでしょう。
お子さんが注目しやすい見た目のボタンにしてみましょう
お子さんの「できた!」を引き出すために、どんな工夫ができる?の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
お子さんの好きなキャラクターや、車や花の形など、
パッと見て注目できるような色・形のものにしてみましょう。

洋服の柄やボタンの穴などと見間違えたり、注意がそれてしまう事を減らせる場合もあります。
ワンポイント
ボタンをつけるときに手の届きやすい真ん中からつけ始めると、かけまちがえが起こりやすいですよね。 首元のボタンは大人が手伝うとしても、 「ボタンをはめるときは一番したからね」「うえからね」といった声をかけながら進めてあげましょう。
ほかの工夫
監修者
高畑 脩平 先生
白鳳短期大学 リハビリテーション学専攻 作業療法学課程 講師 奈良教育大学特別支援教育研究センター 研究員 奈良県障害者総合支援センター 作業療法士
当サイトに掲載されている情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。また、掲載されている感想やご意見等に関しましても個々人のものとなり、全ての方にあてはまるものではありません。
『身辺自立』TOPへ戻る >