ボタンやホックがはめられない

Tシャツやトレーナーは着脱できるようになったけど、ボタンやホックをはめるのが苦手ということありませんか? ボタンをはめるには、手の巧緻動作(細かい操作)に加えて、両手の協調動作が必要になってきます。これらの力を育む方法や、その場でできる工夫をご紹介します。

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「ボタンをはめる」という動作は実はとても複雑。

片手はボタンホールを支え、もう片方の手でボタンをつかんで入れる・・・という動きを同時に行うものです。

左右の手で異なる動きをするのは難しいので、大人が補助をしてお子さんがスムーズにボタンやホックをはめられるよう練習してみましょう。
「最後に押しこむだけ」からトライしてみましょう
ボタンを通すときの手の動き、どうしても上手にできない!そんなときに出来る工夫は…?の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
大人がボタンホールを水平にひろげ、お子さんがボタンを押しこむだけでよいように補助してあげましょう。

お子さんが慣れてきたら、
少しずつボタンホールを広げる力を弱め、服のたわみを出します。
少しずつ難易度を上げ、お子さんに「ボタンを押し込む」動作を取得してもらいましょう。
「半分通して、半分引っ張る」を練習してみましょう 大人がボタンを半分かけてあげ、ボタンホールから引っ張り出す作業をお子さんにトライしてもらいましょう。

この時、大きめのボタンからトライすると、お子さんがつまみやすく挑戦しやすいでしょう。
ほかの工夫
監修者
高畑 脩平 先生
白鳳短期大学 リハビリテーション学専攻 作業療法学課程 講師 奈良教育大学特別支援教育研究センター 研究員 奈良県障害者総合支援センター 作業療法士
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