ファスナーが閉められない、おろせない

服は着れたけどファスナーが閉められず、前が開いていることはありませんか?ファスナーを閉めるためには、右手と左手で金具をつまみ、協調させる(右手は下方向・左手は上方向に動かす)必要があります。また、動かす方向に関しても、少しでもずれると閉められません。そこで、ファスナーを閉めるための工夫をご紹介します。

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金具をとめる時、指先の感覚ではめこむ必要があります。この感覚が捉えにくいと、上手く方向が定まりません。そこで、金具に色をつけることで目で見て捉えやすくしてみましょう。
ルール・準備物
マジックペン
1 お子さんの苦手な動作を観察してみましょう お子さんがつまづく動作を観察してみましょう。
遊びや生活の中で、その動作に繋がるような手先の動きを取り入れてみましょう。

◆角度を定めることが苦手な場合

・自動販売機のおもちゃにコインを投入する
・ペグさし

◆チャームをつまんだまま維持するのが苦手な場合

・洗濯バサミをカードにつけていく遊び(ライオンのタテガミに見立てて付けていく、など)
・おやつの袋をあける

など指先を使いながら試行錯誤するような機会をつくってみましょう。

もし、服とチャームが同系色だと見間違えてしまう場合は、チャームに色付けするのも1つかもしれませんね。
チャームを引っ掛けたり、合わせたりするのが苦手なのかな?と感じたらの画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
ほかの工夫
監修者
狩野 麻里 先生
作業療法士 奈良県総合リハビリテーションセンター
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