声を出してくれない

発声は言葉を話すために必要なスキルです。
お子さんの発声が増えていくような工夫をご紹介します。

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最初は効果音から始めてみましょう。
モノの名前や言葉を促すのはその後で大丈夫です。

口を開けるだけで出せる「あ」の音などが取り組みやすいでしょう。

おもちゃを使った遊びなどでお子さんがいう「あー」や「だだっ」などの音を、全て大人が真似してあげましょう。
そうすると、お子さんも音を出すことが楽しくなっていきます。
ルール・準備物
おもちゃ
1 遊びながら、大人から効果音を言ってあげましょう
少し声が出てきたとき、遊びのなかで大人はどう反応していくといいのかな?の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
お子さんの好きなおもちゃを使って、効果音を言っていきましょう。
例えば、車が好きなお子さんの場合は遊びながら「ぶーぶー」「ぷっぷー」など、大人からどんどん言ってあげましょう。
2 お子さんがおもちゃや音に興味を持ってくれたら、「ぷっぷーだよ、●●くん」と声をかけ、マネをうながしてみましょう
少し声が出てきたとき、遊びのなかで大人はどう反応していくといいのかな?の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
この時、お子さんが完璧にまねができなくても大丈夫です。
お子さんから「うー」と少しでも声を出したり、指を指すなどの反応があれば、それを大人が真似してあげましょう。
「うーうー、だね!」
「そうそう、コレだよね(車を指差す)ぷっぷー」など、大人はお子さんのリアクションに応えていきます。
3 お子さん自身から「あー」「だー」などの声が出た場合は、楽しそうに真似をしてあげましょう
少し声が出てきたとき、遊びのなかで大人はどう反応していくといいのかな?の画像3 クリックすると別画面で開いて拡大できます
お子さんの「声を出す活動」を、大人が楽しくマネしてあげる事で、お子さんも音をだす事が楽しくなっていきます。
どんな小さな音でもマネしてあげましょう。
また、口が動く、音にならない息が出る、という場合も同じ口の形をしながら「うー」など音をつけてマネしてあげましょう。
ワンポイント
使う効果音はお子さんの言いやすいもので大丈夫ですが、 車なら「プップー」など実際の音を使うとより良いでしょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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