単語は言えるけど文章にならない

「ママ」や「ごはん」などの単語は話せるようになったけれど、文章にして伝えることが難しい場合もありますよね。

言える言葉の数を増やしながら、少しずつ長くしていくことが大切です。

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すらすらと助詞や動詞を組み合わせて話すことは難しいものです、

まずは、今使える単語に「ちょい足し」でステップアップしていきましょう。
1 単語だけの要求に「ちょうだい」を繋げてもらいましょう
いつも単語だけで会話が完了してるかも…そんなときに出来る少しの工夫は?の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
今まで「おかし」というだけで大人に意図が伝わっていた場合は、そこから少しだけ言葉を足します。
「おかし」に「ちょうだい」を加え、「おかし、ちょうだい」を促してみましょう。

お子さんが日常のふとしたタイミングで
「おかし」と要求してきた時に大人が「おかし、ちょうだい」と見本をみせて促していきます。
2 お子さんが少しでも言葉を増やすことができたらきちんと褒めてあげましょう
いつも単語だけで会話が完了してるかも…そんなときに出来る少しの工夫は?の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
「おかし、ちょーあ…」など不明瞭だとしても、きちんと取り組んだことを認め渡してあげましょう。
3 大人が見本を見せるタイミングを調節し、お子さんが自分で言えるように間をつくってあげましょう 「おかし、ちょうだい」という2語を求められている事にお子さんが慣れてきたら、少しステップアップしましょう。

大人から見本をみせるときに「おかし、ちょうだい」と全て言わずに、お子さんが自分から「おかしちょうだい」と言えるような間をつくってあげましょう。

お子さんが「おかし!」と要求した際には、「おかし…?」とヒントを出してお子さんからの「おかしちょうだい」を促しましょう。
冒頭の「ちょ」だけ言ってあげるのも良いでしょう。
ワンポイント
特に、お子さんが何かを要求したいと思っている場面は、お子さんの中で頑張る理由が明確なので練習には良い機会です。 そもそも二語文の練習は、「ちょうだい」や「かして」など一語文での要求がスムーズにできる場合にトライしていきましょう。 ただし、スムーズに要求できるまで、その場で何度も訂正させて練習することは控えましょう。はじめは多少曖昧でも「ここまで言えたね!いいよ」と認めてあげる事が大切です。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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