視線が合わない・人の顔を見ない

なんだか目が合わないなと思う、アイコンタクトが無いと指摘された…
そんなときは、無理やり顔を大人に向けるのではなく、一緒に笑い合えるような楽しい経験をたくさん増やしましょう

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おやつタイムはお子さんが学べるチャンスがたくさんある時間です。

お菓子と大人の顔を近づけることで、自然に大人と目が合う機会をつくってみましょう。
ルール・準備物
おやつ
1 お子さんの好きなおやつを用意し、お子さんの目線の高さに座りましょう
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「おやつ食べる?」と言いながら、そのおやつを大人の目の横あたりにもっていきます。 2 お子さんが目線をあげた時に、声をかけおやつをわたしてあげましょう
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お子さんが、おやつを見るために目線を上げた時、すかさず「目、みれたね!」と声をかけてあげましょう。
そして、大人は笑顔でおやつを渡してあげましょう。
3 抱っこや高い高いなどの身体遊びの中で練習してみましょう
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お子さんと一緒に身体を動かす遊びの中で、目が合うタイミングをつくってみましょう。

「高いたかい、やる人ー!」と声をかけてハイタッチをする場面をつくるのも良いでしょう。
大人がお子さんの目線の高さにかがみ、手を目の横に持ってきておくと、おやつと同様お子さんと目をあわせる機会になります。

目線をあわせる事が、お子さんにとって「強制させられるトレーニング」とならないよう、楽しく取り組みましょう。
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4 目があったら、おもいっきり遊んであげましょう
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大人が望むような、しっかりと目が合う状態でなくても構いません。
最初は、お子さんが顔周りに目線を向けた事もしっかりと褒めてあげましょう。
ワンポイント
無理やりお子さんの顔を持って大人のほうに向けると、お子さんは怖くなったり、嫌がったりするでしょう。 最初はお菓子しか見ていないなと思っても、目をあわせる目的をつくって練習していきましょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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