声の大きさの調節が難しい
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電車で大きな声で話して周囲の目が気になる…発表のときに声が小さすぎて聞こえない…
こんなときには、お子さん自身の声のボリュームを目で見て分かるようにして、大きい声と小さい声それぞれの練習をしましょう。
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声が大きく出せないお子さんに「もっと大きく」、逆のお子さんに「もっと静かに」と声をかけても、どのくらい調整したら良いか分からない場合があります。
声の大きさをイラストで見て分かるようにすることで、お子さん自身が今どのくらいのボリュームで話しているのか分かるようにします。
ルール・準備物
紙、カラーペン
1
声の大きさを、図で紙に書いてみます
(下の図のように、声の大きさを数字や図形の大きさ、色、動物などのイラストで表すのがポイントです。
2
自宅で、それぞれの声にあてはまるボリュームを練習してみます
3
おでかけ先でも、「ここではねずみさんの声だよ」など、練習した大きさの声で話すように伝えます
ワンポイント
動物や数字を使って大小の違いを示す場合は、お子さんがその表現で違いをイメージできるか確認しましょう。
数字の大きさのイメージが曖昧な場合に数字で示しても、わかりにくいままです。
お子さんの知っていることに合わせて、「メガホンの声、秘密話の声」など、表現を工夫して作ってあげましょう。
声の大きさをイラストで見て分かるようにすることで、お子さん自身が今どのくらいのボリュームで話しているのか分かるようにします。
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井上 雅彦
先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
公認心理師
専門行動療法士
自閉症支援士エキスパート
LITALICO研究所 客員研究員
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