言うことを聞いてくれない

子どもが指示を聞いてくれない時は「そもそもその指示の意味を理解していない」もしくは「理解はしているが従いたくない、従えない」の2パターンがあります。

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興味がなくても動いてほしい!そんな時は、お子さんが「やりたい!」と思えるような伝え方へ工夫をしてみましょう。
「どっちが早く着替え終わるか競争しよう!」と、大人も同じ動作を始めて競争してみましょう
子どもの「やりたい!」を上手に引き出せていますか?の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
競争やゲームにしてあげると、お子さんは積極的に取り組んでくれる事があります。

「着替えて」よりも「どっちが先に着替え終わるかなー?よーいスタート!」などお子さんが楽しんで取り組める声かけをしましょう。

また、大人が率先して始め、目の前の状況を変化させることでお子さんの気持ちも切り替えやすくなります。
苦手な部分は取り除いてあげましょう
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最初から最後まで1人で行う事を求めずに、苦手なところはサポートしてあげましょう。

着替えで上手くできないところは、「ここに手を入れてね」など、実際に手伝いながら声をかけましょう。
また、途中まで大人がサポートしてあげ、最後の動作だけお子さん本人にやってもらうのも良いでしょう。
お子さんの好きなものを取り入れていきましょう
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例えば、
パジャマに着替えるのを嫌がる時は
お子さんの好きなキャラクターのパジャマにして

「わー!このパジャマここに○○が書いてある!いいなー、ママもほしいなー!」

など声をかけてあげるのも良いでしょう。

苦手なことや嫌っていることを前向きに取り組めるように、お子さんの好きな事やモノを上手に取り入れましょう。
「出来て当たり前」よりも「頑張ったね!」と伝えてあげましょう 「すごい!」「えらいね!」「さすがだね!」「かっこいい!」など、
思いっきりほめることでお子さんが「やってよかった!」と思えるよう意識してみましょう。

大人からすると出来て当たり前の事も、
お子さんからすると「頑張って取り組んでいること」の場合もあります。
お子さんの「やろう」という気持ちを大切にしましょう。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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