話しかけられても、相槌やコメントなどのリアクションがとれない
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お子さんに何かを言っても、相槌をするわけでもなくコメントをするわけでもなく、まるで無視をしているような態度になってしまう・・・。本人にとってみると実は悪気があってそのような対応をしているわけではないかもしれません。ちょっとしたしかけを作って会話のやりとりを楽しむコツをお伝えします。
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コメントの引き出しが少なくて、いつも「そうですね」になってしまう…そんなときには話題にあったコメントを選べるよう、遊びながら練習してみましょう。
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コメントカードをいくつか用意しましょう
「ここに、色んなコメントのカードがあります。
今からお話をするので、聞きながら1つずつ選んでお話の間に◯◯くんはコメントを言ってね。
コメントを言うタイミングはマイクが◯◯くんのところに来たらだよ」
など、お子さんにとってわかりやすい説明をしましょう。
話を聞きながら交互に喋ることに慣れている場合は、マイクなどの用意は不要かもしれません。
楽しく取り組めるようにカードをカラフルにするのも良いですね。
大人は、コメントカードの内容を使いたくなるような文章で話します。
例)
・昨日こんな大きなプラレールをもらったんだ!(すごい!/どうして?)
・今日はケーキを買いにいくんだ(へえ、そうなんだ/どうして?)
・お友達とバスケットボールしたんだ!(たのしそうだね!)
用意したカードを1つのストーリーで使い切ってもらえるように工夫して短い文章を作るのも良いですね。
ワンポイント
コメントだけでなく、話を聞いているあいだの頷きや表情、手の動作なども取り入れられるといいですね。それらをチェックリストにして意識してみたり、自分たちの会話をビデオにとって一緒に振り返ってみるなども、1つです。
「ここに、色んなコメントのカードがあります。
今からお話をするので、聞きながら1つずつ選んでお話の間に◯◯くんはコメントを言ってね。
コメントを言うタイミングはマイクが◯◯くんのところに来たらだよ」
など、お子さんにとってわかりやすい説明をしましょう。
話を聞きながら交互に喋ることに慣れている場合は、マイクなどの用意は不要かもしれません。
楽しく取り組めるようにカードをカラフルにするのも良いですね。
大人は、コメントカードの内容を使いたくなるような文章で話します。
例)
・昨日こんな大きなプラレールをもらったんだ!(すごい!/どうして?)
・今日はケーキを買いにいくんだ(へえ、そうなんだ/どうして?)
・お友達とバスケットボールしたんだ!(たのしそうだね!)
用意したカードを1つのストーリーで使い切ってもらえるように工夫して短い文章を作るのも良いですね。
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井上 雅彦
先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
公認心理師
専門行動療法士
自閉症支援士エキスパート
LITALICO研究所 客員研究員
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