わが子の進学先はどうする?【体験談】

ここまで、特別支援学校を中心に障害のある子どもの進学先を紹介してきました。
実際に就学先を選ぶには、子どもの状態をはじめとしてさまざまなことを考慮しながら考えていく必要があります。ここでは、実際に就学先を決めるまでの体験談を掲載します。参考にしてみてください。

進学先はどうする? 「客観的な意見」を求めて母が向かった先は

まずは、特別支援学校か特別支援学級かどちらに進学したらいいか迷ったカタバミさんの体験談です。

カタバミさんの息子のまちゃくんは療育手帳の等級は軽度でしたが、「中度よりの軽度」と言われていたこともあり、進学先を決めかねていました。そのため客観的な意見を聞きたいと思い、年長に上がるタイミングで療育園に通いだしました。そこで、ベテランの先生から園での様子も踏まえて「特別支援学級を視野に入れてもいいのでは」とアドバイスをもらいました。
その後は特別支援学校と特別支援学級両方の見学に行き、最終的に特別支援学級を選択したとのことです。
自閉症息子、特別支援学校と特別支援学級どちらが合ってる?障害者手帳の等級は軽度だけど…「客観的な意見」を求めて母が向かった先はのタイトル画像

自閉症息子、特別支援学校と特別支援学級どちらが合ってる?障害者手帳の等級は軽度だけど…「客観的な意見」を求めて母が向かった先は

自閉症息子の小学校選び「学校見学は夫婦で」が重要だったワケ

ASD(自閉スペクトラム症)の診断がある息子さんの進学先を決めるため、年中のころから学校見学に参加したべっこうあめアマミさんの体験談です。

べっこうあめアマミさんは学校見学には「どちらも納得したうえで就学先を決めたい」という思いから、夫婦で参加することを大事にしました。見学したあとはそれぞれ感じたことを話し合い、時に「この教室に息子がいることにミスマッチ感はないか」といったシビアな話題にもなったそうです。
その結果、べっこうあめアマミさん夫婦はわが子の発達の様子を客観的に見つめることや、将来に向けた共通認識を持つことができるようになったとのことです。
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自閉症息子の小学校選び「学校見学は夫婦で」が重要だったワケ

わが家の選択と中学を見据えた今

あきっちさんの息子さんはが3歳児健診で発達の遅れが見られ、年中から療育を受けることにしました。また、「動くなら早い方がいい」とアドバイスを受け、卒園後の進路についても情報収集を始めたそうです。

特別支援学級と通級の見学や、先輩ママの講演会などに積極的に参加し、そして年長に上がるタイミングで学区の小学校の校長先生にも相談に行きました。その小学校では、特別支援学級の授業に参加させてもらうなどをした結果、あきっちさんは息子さんがスムーズに参加できた特別支援学級を選びました。
入学後は通常の学級の子どもとの交流も行いながら学校生活を送り、11歳になってからは中学を見据え、特別支援学級にするか通級にするか検討しているとのことです。
自閉症息子は特別支援学級、通級指導教室どっちがいい?「動くなら早い方がいい!」年中から小学校を月1訪問。わが家の選択と中学を見据えた今【読者体験談】のタイトル画像

自閉症息子は特別支援学級、通級指導教室どっちがいい?「動くなら早い方がいい!」年中から小学校を月1訪問。わが家の選択と中学を見据えた今【読者体験談】

就職率?高卒資格?障害があるわが子の進路選択で迷うとき

特別支援学校の高等部に子どもが通っていた立石さんの体験談を紹介します。

「特別支援学校高等部卒業だと、就職に不利になる」と耳にしたことがありました。しかし、漠然と普通科高校や商業高校のほうがよいのではと考えるよりも、わが子の状態や将来のことも見据えて進学先を選ぶことが大事だと考えています。
実際に立石さんの場合は、高等部卒業後に就労移行支援事業所を希望したところ、先生が事業所まで出向いて情報収集をしてきてくれたとのこと。そのうえで、「実習希望を出した方がいいのでは」と提案もしてくれるなど、さまざまなサポートをしてもらえたそうです。

特別支援学校では教育だけでなく、障害の状態などに合わせて卒業後の就労についても支援を受けることができるメリットも踏まえて就学先を選択していくことが大切と立石さんは語っています。
就職率?高卒資格?障害があるわが子の進路選択で迷うとき――自閉症の息子も親もサポートしてくれた特別支援学校高等部時代を振り返ってのタイトル画像

就職率?高卒資格?障害があるわが子の進路選択で迷うとき――自閉症の息子も親もサポートしてくれた特別支援学校高等部時代を振り返って

まとめ

子どもの教育環境に悩まれている保護者の方はたくさんいらっしゃいます。
大切なのは、子ども自身が不安なく、のびのびと学校生活を送ることです。子どもの性格や障害・発達の度合いにもよりますが、特別支援学校のメリット・デメリットを把握したうえでひとつの選択肢として考えることは、十分価値のあることでしょう。

学校によっては見学会や説明会を行っているところもあります。また、文化祭などのイベントに行くことでも雰囲気や様子をつかむことができます。

特別支援学校についてのQ&Aには以下のようなコメントも寄せられていました。
うちは中学から支援学校でお世話になりました。学校見学会には何度も行きましたし、文化祭にも行きました。夫と見学会に参加した時、うちの息子と似たようなタイプのお子さんがいて、その子がニコニコ顔で作業をしているのを見ました。そのまま息子が重なり、息子が笑顔でいる姿がすぐに想像できました。カンでしかないですが、そのカンを信じて、我が子の入学を決めました。今でもそのことは良かった、と思います。中高6年間で伸ばしていただきました。

特別支援学校か、地域の学校か、ではなく「我が子が笑顔でいられる場所はどこか」で考えてみてください。
出典:https://h-navi.jp/qa/questions/24532
ひとりで悩まずに、子どもと一緒に学校へ見学に行ったり、周りの学校の先生や医師などに相談したりしながら、その子にとって最善の教育環境を考えてみると良いのではないでしょうか。
特別支援教育について|文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main.htm
学校教育法施行規則の一部を改正する省令等の公布について(通知)|文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/1387824.htm
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