自立とは

何でも一人で出来るようになることが自立ではないと思っています。人は出来ないことの方が多いのですから、どうしても出来ないことは、出来る人に頼ればいいのです。生まれつきの障害があるのならば尚更です。

成人した息子は計算が出来ません。でも、コンビニで好きなお菓子を買うことが楽しみになっています。何故、計算できないのに買い物ができるのか?それは、レジの人に助けてもらっているからです。
買い物をする息子
Upload By 立石美津子
親は子どもといつかお別れする日がやってきます。いつまでも世話をしてやれないのですから、他人に頼ることは、親亡き後のことを考えたら必要な力だと思っています。

出来ないことは誰かに助けてもらって生きる、これも自立の形だと思います。頼れる人をたくさんつくっておくことも自立です、人に迷惑をかけない子ではなく、できないことはSOSを出せる子に育てることもが大切だと思います。
自閉症の息子が「一人で買い物」、身につけるべきスキルはお金の計算じゃなかった!のタイトル画像

自閉症の息子が「一人で買い物」、身につけるべきスキルはお金の計算じゃなかった!

真の受容とは

真の受容とは、今まで持っていた親の古い価値観を捨てること。我が子に対して「あなたは、あなたのままでいい」と承認すること。

この作業は、「普通」であることの呪縛を断ち切り、「世間体」とか「世間並み」といった横並びの生き方と決別し、我が子にとって最も幸せな生き方を理解し寄り添うことなのではないでしょうか。

私の最大の願いは(私はもう、この世にはいませんが)息子が人生を最後の日を迎える時、「僕の人生は幸せだった」と呟いて天国に行けることです。

皆さんの願いはなんですか。その答えがきっと答えを出してくれると思います。

このコラム書いた著者親子がモデルの本

発達障害に生まれて-自閉症児と母の17年
松永正訓
中央公論新社
Amazonで詳しく見る

このコラムを書いた著者の本

子どもも親も幸せになる発達障害の子の育て方
立石美津子
すばる舎
Amazonで詳しく見る
ASD(自閉スペクトラム症)のある子どもへの接し方は?子育ての困難と対処法まとめ【専門家監修】のタイトル画像

ASD(自閉スペクトラム症)のある子どもへの接し方は?子育ての困難と対処法まとめ【専門家監修】

児童発達支援とは?サービスや費用、手続きの流れなど【専門家監修】のタイトル画像

児童発達支援とは?サービスや費用、手続きの流れなど【専門家監修】


追加する

バナー画像 バナー画像

年齢別でコラムを探す


同じキーワードでコラムを探す



放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。