ASD兄とADHD妹との毎朝の攻防戦!?癇癪阻止、声かけで登園前から母疲弊…わが家の朝ルーティン
ライター:海乃けだま
Upload By 海乃けだま
わが家の子どもは二人そろって発達凸凹兄妹です。今年の4月から、二人とも同じ幼稚園に通っていますが、まーーーーーー朝が大変っ!!
ASDのある兄とADHDのある妹は性格も真逆で、ゆっくりおっとりな兄を追い越す勢いのガツガツな妹……でも気が散るのは仲良く一緒(笑)。そんなわが家のリアルな朝のルーティンをご紹介いたします。
監修: 森 しほ
ゆうメンタル・スキンクリニック理事
ゆうメンタルクリニック・ゆうスキンクリニックにて勤務。産業医として一般企業のケアも行っている(産業医のご依頼を随時受付中)。
・ゆうメンタルクリニック(上野/池袋/新宿/渋谷/秋葉原/品川/横浜/大宮/大阪/千葉/神戸三宮/京都/名古屋):https://yuik.net/
・ゆうスキンクリニック(上野/池袋/新宿/横浜):https://yubt.net/
・横浜ゆう訪問看護ステーション(不登校、引きこもり、子育て中の保護者のカウンセリング等お気軽に):https://yokohama.yuik.net/shinyoko-houkan/
寝ぼけてなんていられない……目覚め直後のこだわり
みなさんは朝起きてすぐ何をしますか?
洗顔? 歯磨き? 目覚めのコーヒー? はたまたお弁当の準備……?
私は『息子にママのスマホのアラームを止めさせること』です。アラームが鳴ったら私は即座に、ベッドに埋もれているスマホを手探りで探し出し、アラームを止めたがる娘を阻止しつつ息子に画面を提示します。起き損なって娘に先に止められちゃった日にゃあもう……息子は朝から大癇癪!! すねて寝室から出ようとしません。
洗顔? 歯磨き? 目覚めのコーヒー? はたまたお弁当の準備……?
私は『息子にママのスマホのアラームを止めさせること』です。アラームが鳴ったら私は即座に、ベッドに埋もれているスマホを手探りで探し出し、アラームを止めたがる娘を阻止しつつ息子に画面を提示します。起き損なって娘に先に止められちゃった日にゃあもう……息子は朝から大癇癪!! すねて寝室から出ようとしません。
性格真逆な兄娘への対応に追われる朝ごはんタイム
朝一のこだわり地雷を回避し、ホッとするのもつかの間……次は朝ごはんタイムです。リビングについて早々、食欲大魔神の娘はすぐに食卓の椅子に座り、朝ごはんを催促しまくります(笑)。一方息子はリビングのおもちゃへ直行……食パン1枚食べ終わるのに30分かかる息子なのでおもちゃで遊ばせてあげる余裕なんてありません。ミニカーに手を伸ばす息子をなんとか阻止して食卓へ座らせ、何も言わずとも勝手にパクパク食べ進める娘と、声かけしないとすぐ食べる手が止まる息子に逐一声かけしながら登園の準備と自分の準備をします。
夫は自分の朝食を早々に済ませ、食器洗いや洗濯物、ゴミの日はゴミ出しなどの家事をやってくれてます。
ちなみに息子より食べるのが早い娘ですが、息子の量の倍ほど食べるので、食べ終わるのは娘も息子もほぼ同時です。
ちなみに息子より食べるのが早い娘ですが、息子の量の倍ほど食べるので、食べ終わるのは娘も息子もほぼ同時です。
やることは毎日一緒なのに声かけしないと進まない登園準備
毎回不思議なのですが朝どれだけ早起きしても、朝食を食べ終わる頃にはいつもなぜか登園10分前です(本当、なんでー?)。
もうここからは時間との戦いです。
娘は「お着替えしてー!」の一言で勝手に着替えてくれますが、息子はそうはいきません。
「パジャマ脱いで!」「ズボン履いて!」「靴下履いて!」
着替え一つとっても、その都度、その時の進行具合で何度も何度も声かけをせねばなりません(白目)。
そして、着替えがようやく終わったと思ったら、歯磨き、うがい、ハンカチをポケットにしまうといった毎日の登園準備ルーティンを、一つ残らず声かけし続けます。幼稚園に出発する頃にはもうぐったりです……。
もうここからは時間との戦いです。
娘は「お着替えしてー!」の一言で勝手に着替えてくれますが、息子はそうはいきません。
「パジャマ脱いで!」「ズボン履いて!」「靴下履いて!」
着替え一つとっても、その都度、その時の進行具合で何度も何度も声かけをせねばなりません(白目)。
そして、着替えがようやく終わったと思ったら、歯磨き、うがい、ハンカチをポケットにしまうといった毎日の登園準備ルーティンを、一つ残らず声かけし続けます。幼稚園に出発する頃にはもうぐったりです……。
視覚支援で、ホワイトボードに準備の順番を描いていた時もありましたが、効果は一瞬。すぐに飽きてしまい、見ようともしなくなりました。
時計で時間を伝えたり、タイマーを使って準備を終えられるよう声かけしたり、いろいろ試してはみましたが、ボーッとしてしまうことが多い息子には結局"声かけ"が必要で、今のところお手上げ状態です。
時計で時間を伝えたり、タイマーを使って準備を終えられるよう声かけしたり、いろいろ試してはみましたが、ボーッとしてしまうことが多い息子には結局"声かけ"が必要で、今のところお手上げ状態です。
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また新たなこだわりの追加……
息子には最近新たに追加されたこだわりがあります。それは「登園のチャイムを聞くこと」です。
幼稚園の登園時間(保育開始時間)になると、下駄箱に設置されている時計からチャイムの音が鳴るのですが、それを息子はどうしても聞きたいようで……。
ならばそれを利用してやろう!! と息子の手が止まるたびに「チャイム、聞くんやろ?」と言うと少し行動が速くなります(笑)。
毎朝のルーティン、そして"こだわり"を効果的に使える方法を模索する日々です。
幼稚園の登園時間(保育開始時間)になると、下駄箱に設置されている時計からチャイムの音が鳴るのですが、それを息子はどうしても聞きたいようで……。
ならばそれを利用してやろう!! と息子の手が止まるたびに「チャイム、聞くんやろ?」と言うと少し行動が速くなります(笑)。
毎朝のルーティン、そして"こだわり"を効果的に使える方法を模索する日々です。
執筆/海乃けだま
(監修:森先生より)
性格もペースも真逆なお子さんの朝の準備はバタバタで大変なことでしょう。本当に日々頑張られていますね。「準備リストをつくって視覚に訴える」「タイマーを使う」などなど、効果的な方法はいろいろとありますね。しかしそのどれも「必勝法」ではないので、結局は試行錯誤を繰り返しながら一人ひとりのその時期その時期の個性に合わせて支援していくしかないというのがもどかしいところです。
海乃さんのように、「お子さんのこだわりを尊重しつつ、効果的に使う」というのがベストな方法ではないでしょうか。
性格もペースも真逆なお子さんの朝の準備はバタバタで大変なことでしょう。本当に日々頑張られていますね。「準備リストをつくって視覚に訴える」「タイマーを使う」などなど、効果的な方法はいろいろとありますね。しかしそのどれも「必勝法」ではないので、結局は試行錯誤を繰り返しながら一人ひとりのその時期その時期の個性に合わせて支援していくしかないというのがもどかしいところです。
海乃さんのように、「お子さんのこだわりを尊重しつつ、効果的に使う」というのがベストな方法ではないでしょうか。
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如・多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
ADHD(注意欠如・多動症)
注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。
ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
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