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(65件)

療育のお話第29回「境界知能 中編」

療育のお話第29回は「境界知能 中編」について書いていきます。 境界知能の学習面での問題点について。 学習面では、  ○読み書き  ○スピードについていけない  ○集中できない  ○理解が難しい  ○上手く整理できない  ○覚えられない(すぐ忘れる)  ○力の加減が難しい  ○見る聞くが難しい  ○宿題に取り掛からない などの問題が生じやすいと言われています。 境界知能だから学習面は諦めなくてはならない、ということではありません。 お子様によって得意で好きな学習もあれば、苦手で嫌いな課題もあるものです。 自信がなくなれば、自信がつくような得意科目で自信を取り戻し、戻って苦手な課題を行うなど工夫が必要になります。 境界知能であることを家族や先生が理解しながら、本人にとって分かりやすい教育がされることによってその伸びしろも伸びていきます。 逆に「なんでできないの!!」と怒られることが増えて学習に抵抗感や苦手意識を強めては本末転倒になります。(でも親だと言っちゃいますよね。。。) 境界知能の対人面での問題点について。 対人関係では、  ○会話についていけない  ○ルールやマナーの理解が難しい  ○相手の意図がわからない  ○うまく言葉で表現するのが難しい  ○上手く仲間の輪に入れない  ○空気を読むことが苦手  ○話すスピードや処理に問題が生じて会話がうまくできない  ○抽象的な話が苦手・わからない  ○集団になじむのが苦手 などの問題が生じやすいと言われています。 境界知能では、敬語やお世辞、社交辞令などの一般的な社会的なコミュニケーションに難しさを感じたりする方もいます。 また相手の気持ちや集団の空気を読むことが難しく、馴染めないことも少なくありません。 見た目には普通の人というカテゴリーで認識されるため、相手にもできると思われてしまうため誤解を受けてしまうケースも多くあります。 じぶん本人も境界知能ということを知らず、上手く人間関係を構築できない責任をじぶんへ転換して自己批判的に苦しい毎日を送ってしまうケースもあります。 境界知能の社会面での問題点 社会面では、  ○忘れっぽい(おっちょこちょい)  ○身だしなみを整える事が難しい  ○整理整頓の困難さ  ○お金の問題  ○スケジュール管理  ○マルチタスクの苦手さ  ○口頭指示の実現の難しさ  ○業務を覚えることに時間がかかる  ○値段の比較や商品の比較が難しい などの問題が生じやすいと言われています。 仕事をしていていつもミスする、しっかりできていると認識していてもぬけが多いなどの問題も抱えることが多く、自罰的な精神をもつ場合があります。 未来予測や見通しの甘さなども難しさを感じることが多く、お金の問題や作業効率に問題をもつこともあります。 口頭で指示されて動くときには、頭の中で変換しないといけませんが、そこに難しさを感じ、指示通り動けない、忘れてしまうなどの問題も起きます。 自分が境界知能であることを知ることで不必要な自責を回避して、努力しやすい土壌がつくれますが、知らないとなかなか難し方向へ進んでしまうことも多くあります。 いつもお読みいただき、ありがとございます。

ラボデミHOME/療育のお話第29回「境界知能 中編」
教室の毎日
25/03/17 09:24 公開

療育のお話第28回「境界知能 前編」

療育のお話第28回は「境界知能 前編」について書いていきます。 「境界知能(英語:Borderline intelligence)」とは、知能の一部を数値化した知能指数(IQ)において70以上~85未満の方々に対して使われることがある言葉です。 境界知能は、一般平均のIQ85~115と知的障害とされるIQ70未満の間に属します。 平均と障害のはざまになりますが、なかなか今まで一般的に理解されてこなかった境界域になります。 IQが70未満ですと早期に発見され、福祉支援としてサポートされる手厚さがありますが、境界域ではなかなか発見されないことも少なりません。 今でも一般の方に「境界知能」と言って理解できる人はどれくらいいるでしょうか? ある統計上では約14%がこの境界知能に該当するといわれています。 14%というと1000万人以上いるのです。 学校の35人クラスがあるとすると5人くらい境界知能のお子様がいるという計算になります。 これは驚異的な事実かもしれません。 数百万人以上がその事実を知らずに困難さに向き合っている可能性があるのです。 気付かない方が適応できる場合はいいのですが、気づかないことで困難さや苦しみが増えるケースでは気が付いた方がよいかもしれません。 そういった意味でも今回の記事は少ないながらも役に立てられればと思っています。 知的障害を持つ方より認知機能が発達しているために傷つきやすい脆弱性があったり、非行に走る方も少なくありません。 次回詳しく説明していきたいと思います。 いつもお読みいただき、ありがとございます。

ラボデミHOME/療育のお話第28回「境界知能 前編」
教室の毎日
25/03/17 09:23 公開

療育のお話第27回「コンプリメント後編」

療育のお話第27回は「コンプリメント後編」について書いていきます。 コンプリメントとは、相手の話したことや意図を肯定的あるいは支持的に評価することをいいます。 褒める事や賞賛も含まれますが、肯定してあげることが大切になります。 自分の話しを肯定的に捉えてくれたり、支持してくれたらうれしいですよね。 またその意図を汲んで肯定的に支持してくれたら非常にうれしいものです。 今回は後編として、森田直樹先生のコンプリメント・トレーニングを紹介したいと思います。 ※森田先生は不登校のお子様の支援をされて本も出版されている先生です。 森田先生の考えでは、不登校を引き起こす原因は、「子どもの心の中にあるべき自信の水が枯れてしまったこと」にあるとしています。 その自信を心のコップに戻すために「愛情と信頼をもった親の言葉がけ(コンプリメント)」が特に必要であると言っています。 言葉がけは大変なものですが、子供が本来持っている良さや価値を改めて見直し、評価するところから始まります。 悪いところばかり目立つものですが、子ども本来の「良さ」や「長所」などのいいところを見つめ直す時間をしっかり取ります。 A4用紙に書いていってもよいでしょう。 次に「今できること」にフォーカスします。 ご飯を食べることしかできないのなら「ご飯食べられたことやその中で食べられたもの」に評価していきます。 シンプルに「ご飯食べてくれてありがとう」でもよいのです。 そうやってできることから肯定的に支持して、愛情と自信を満たしていきます。 コンプリメントはほめるということだけと誤解を受けますが、 「子どもの持っている力を発揮できるように、持っている力に気付かせる」 ことが大事だと言います。 いつも怒られる、注意され続けると子ども自身も 「できないことやできない自分」 にフォーカスがいきやすいものです。 できる事ととできないことがあって正常です。 そのバランスを保つためにもできることにも注目する必要があります。 親がお子様に注目し過ぎて過干渉になっていることもあります。 少し引いて見守ったり、自分の力で立ち上がることを尊重することも大切な時があります。 できたことを記録しておく「コンプリメント・ノート」も作ってみることも提案されていますよ。 もっと詳しくは森田直樹著「1日3分の働きかけで不登校は解決する」(リーブル出版)をご覧ください。 不登校になる前に、二次障害を防ぐために、もっと自信を持って活動できるためにコンプリメントの考えが役に立ってくれるかもしれません。 いつもお読みいただき、ありがとございます。

ラボデミHOME/療育のお話第27回「コンプリメント後編」
教室の毎日
25/03/17 09:23 公開

療育の話第26回「コンプリメントを使う中編」

療育の話第26回「コンプリメントを使う中編」について書いていきます。 コンプリメントは「褒める」「称賛する」「肯定的に支持する」という意味で前回紹介しました。 今回はブリーフセラピーの中で用いられている技法としてのコンプリメントをご紹介します。 ブリーフセラピーとは、過去や問題の原因に着目するよりも解決に注目し、今ある資源を見直し、活用して乗り越えていこうとする短期決戦型の心理療法になります。 ブリーフセラピーの考え方として、 ・原因や背景への注視よりも解決の糸口を探すことを重視する ・原因を個人とするより相互関係や相互作用とする ・性格を変えるのではなく、コミュニケーションパターンを変えること ・うまくいっていることを継続する ・うまくいっていないのであれば、今までと違うことを行う ・解決や改善に役立つリソース(資源)をみつける ・問題が資源になることも多い ・過去よりも未来に目を向ける ・例外から糸口を探す ・自他を責める機会をつくらない といったことが特徴的です。 さてそんなブリーフセラピー中での「コンプリメント」は、相手の話したことや意図を肯定的あるいは支持的に評価することを指します。 自分の話しを相手が肯定的に捉えてくれたり、支持してくれたらうれしいですよね。 またその意図を汲んで肯定的に支持してくれたら非常にうれしいものです。 自分の親が自分のことを肯定的に捉えてくれたらどうでしょうか? 自分の親がやっていることを支持してくれたらどうでしょうか? とてもうれしいですよね。 そういったところで活用していくアイデアをこの技法が教えてくれます。 いつもやっているあの意味の分からない遊びを「いいね」って捉えてあげよう!! よくわからないあの行動を一緒に楽しんでみようか! そういったところから子供が他者を信頼したり、興味を持ったり、自信を回復させるきっかけになるかもしれません。 発達特性があるとなかなか親ですら理解することが難しいことが多々あります。 理解されていないお子様の世界が少しでも理解者の増える世界になるだけで変化が生まれることもあります。 甘やかすということとは異なり、人としての尊厳的なものでもあるかもしれません。 いいところを探していく手順がいつもの「ネガティブなことばかり考える癖」を変えてくれた、という声もあります。 できることから褒めて、肯定的に捉えながら、できることを増やし、また褒めて褒めて、またできることが増える。 そうやって世界を広げてあげて、発達が広がっていくものだと信じています。 いつもお読みいただき、ありがとございます。

ラボデミHOME/療育の話第26回「コンプリメントを使う中編」
教室の毎日
25/03/14 17:34 公開

療育のお話第25回「コンプリメントでよい行動が増える?」

本日の療育のお話第25回は「コンプリメントでよい行動が増える?」について書いていきます。 「コンプリメント」とは、一般的に言う「褒める」「称賛する」といった意味になります。 ただ意味としては「肯定的に支持する」といった表現の方が正しいかもしれません。 「~できるなんてすごいね」 「~してくれてうれしいよ」 「そんなことまでできるなんて」 「お父さんやお母さんの小さい時でもできなかったよ」 「コツはなんなの?」 「どうやったらできるの?教えて」 など関わりの中の言葉で増やしていくことによってより良い行動、適切な行動が増えていきます。 褒められて嫌な人は少ないですし、ほめられ方によりますが、多くの子どもにとってそれはとても嬉しいものです。 私たちも療育の中でたくさん使いますし、たくさんの成功事例を作れています。 純粋にほめて行動を強化していくだけでなく、やりたくないけどできるものは「どうやってやるんだったっけ?」と下手に出ると得意になって教えるように見本を見せてくれる子どもさんもいます。 このコンプリメントはタイミングも大切です。 すぐにほめるといい場合もあれば、ほめるタイミングも本人にとって影響を与えられるものであるかも大事ですね。 直接本人を褒めることが有効な場合もあれば、間接的に聞こえるように他者に話すことも効果的である場合もあります。 しかし一番大切なのが「ほめ方」になります。 お子さんによって言葉でどのように褒めるのが一番喜び、行動を促すのか?しっかり調査や分析してもよいでしょう。 アセスメントのようにしっかりと分析したい場合、データをとっても良いかもしれません。 また褒めることは言葉だけでなく、こそぐったり、抱っこしたり、高い高いをしてあげるような行動でも非常に効果がある場合があります。 お子さんに一番響く褒め方や肯定の仕方を知っているでしょうか? それはよい行動を増やすために「無料」でできる非常に強力な方法になるかもしれません。 療育に通われていたら指導員に是非聞いてみて下さい。 参考になれば幸いです。 本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

ラボデミHOME/療育のお話第25回「コンプリメントでよい行動が増える?」
教室の毎日
25/03/14 17:34 公開
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