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(65件)

療育の話第24回「コミュニケーションと関係性のズレ~後編」

今回は「コミュニケーションと関係性のズレ~後編」について書いていきます。 前回の復習になりますが、コミュニケーション障害は子どもと周りの人たちの関係性の中にある「ズレ」に注目する必要性があると言われています。 コミュニケーションのズレはたいてい一つの関係性だけで生じることはないとされています。 〇子どもと家族 〇子どもと園の先生や子供たち 〇子どもと療育指導者 〇子どもと関わりのある〇〇 コミュニケーションのズレが生じているところがあれば関係者が協力して、情報提供を行い、チームで関係性を改善していくことが大切になります。 しかし得意と不得意もそれぞれにあるので無理のないように行うことも大切です。 一人で改善に挑むより、関わる人たちが連携してこそ「関係性のズレ」が改善され、相互理解が進むのかもしれません。 これがチームで取り組む非常に強いメリットとなります。 コミュニケーションのズレを改善するための支援として、 ①お子様本人を理解する ②本人のスキルを習得するために支援する ③ずれを改善させるための環境を調整する ④関係性をより良くするために練習や理解を促す ⑤コミュニティや社会システム自体を支援する などが考えられます。 本人の行動がなぜ起きるのか? どういう時に起きるのか? 分析していくと見えていくものがあります。 指導員や療育者の発言や検査などにはそのヒントがあるかもしれません。 お母さんやお父さん、兄弟の話にヒントがあるかもしれません。 問題行動はその欲しいものをもらう手立てがないときや嫌なことを避ける手立てがないときに起きやすいものです。 それを言葉やジェスチャーで伝えられることは問題行動を減らすことにつながります。 環境に問題があるときに、その問題になりやすい環境を整備することで問題が減ったり、コミュニケーションのズレを改善することができます。   色々な理解をもとにその対象のお子様にどのように接すればいいかを周囲の人たちが理解し、練習していくことで関係性のズレを改善し、心地よい関係を作ることに寄与します。 人と関わることが楽しいと当人が思えることでより一層コミュニケーションに興味を持ち、問題を修繕していく方向へ力が傾いていくかもしれません。 園の特定の児童との問題でもクラスの枠組みで考える、園の枠組みで考える、地域の枠組みで考えると、いろいろなアイデアが浮かぶことがあります。 情報の共有だけでもお子様の関わる場所場所で活かせるものも多くありますので、システムへの支援も重要になっていきます。 このようにコミュニケーションは本人の問題だと限定的にしてきた現在までの考え方から広がって、その広がった捉え方によりできることがたくさんあることがみえてきます。

ラボデミHOME/療育の話第24回「コミュニケーションと関係性のズレ~後編」
教室の毎日
25/03/14 17:34 公開

療育の話第23回「関係性のズレ~前編」

今回は「関係性のズレ~前編」について書いていきます。 コミュニケーション障害は子どもと周りの人たちの関係性の中にある「ズレ」に注目する必要性があると言われています。 お子様個人に問題があるというとらえ方は従来の医学モデルでの捉え方です。 現在は「社会モデル」としての捉え方が推奨されています。 コミュニケーションは相互関係の上で成り立つものです。 そのため人物一人の責任に転換することが難しいものですが、個人の責務にされてしまうことが少なくないものです。 社会モデルでは、そういった個人を罰するような、責務を押し付けるような考え方から「関係性のズレ」という点に着目しています。 関係性の問題というところに着目していくことにより、また新たな解決や理解の糸口になることもあるかもしれません。 ・お父さんとの関係性のズレ ・お母さんとの関係性のズレ ・兄弟姉妹との関係性のズレ ・園の先生や児童との関係性のズレ ・療育の先生や児童との関係性のズレ ・知り合いや関わる人たちのズレ 相互に関係性を明らかにしてA4用紙にMAP化していくと全体像が見えたりします。 この時に、例えば ○○くん → お父さん (もっと○○で遊んで欲しい、かまってほしい)     ←      (忙しくて関わる時間がないけどかかわり方がわからない) など相互関係をかいてみると良いでしょう。 どこの関係性のズレに対処していくのか?どのように対処すればいいか分かりやすくなります。 また数か所同時に対処したり、連携して協同的に変化させていくことも大切です。 〇席に座らない 〇暴言を吐く 〇手が出る 〇頭を打ち付ける これらは問題行動として評価されることが多いと思います。 しかしお子様にとってそれはその場では必要な行動であったり、そうせざるを得ない適応行動のように行っているものもあるかもしれません。 →声を出して動きまわりたい欲求を抑えて離席に止めておいている →自分の中の強い情動を抑えきれず暴力を振るわないように暴言を吐く →手が出るのは嫌だというメッセージを強く訴えたいから →自分の頭の嫌な感覚を消すために、また強い感覚を欲するために頭を打つ といった理由があるかもしれません。 もちろんそのような理由がなく行う場合もあるものもあると思います。 しかしそういった行動を「問題」として評価するだけでなく、お子様を理解する手がかりにしていくこともできるかもしれません。 支援を行っているとついつい「できないところ」「苦手なところ」をできるようにしていくような支援を行うことも多くあります。 それが強くなりすぎると「できないところ探し」が過剰になってしまうこともあります。 そうするとお子様との関係性も悪くなってしまうこともあります。 自分を受け入れてもらえていない感覚を無意識的に察知するお子様もいます。 関係性のズレを解消していくためにお子様のキラキラしているところをしっかり見て、知っていくことが大切になります。 ある場面では問題行動を起こしてしまうお子様でも場所が変われば、関わり方が変われば変化することもあります。 どうすればキラキラするかを本人だけの問題にするのではなく、相互作用も考えてみていくと良いのかもしれません。 本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

ラボデミHOME/療育の話第23回「関係性のズレ~前編」
教室の毎日
25/03/04 11:55 公開

療育の話第22回「めんどくさがりの謎」

今回は「めんどくさがりの謎」について書いていきたいと思います。 むずかしい問題や頭を使う課題を行うと、 〇「できないよ~」っと訴える 〇「やりたくないっ」と不満を出す 〇怒って拗ねる 〇拒否したくて床に寝転がる 〇癇癪が起きる などの行動をするお子様がいます。 ある程度は受け入れながらも次のステップへ行けるように促していきます。 →癇癪が起きるお子様は拒否の行動やサインを獲得させる →行動で拒否するお子様は言葉で言う機会を作る →言葉で言えるお子様は報酬や好子なども利用して我慢を学んでもらう などを療育では行います。 こういった拒否や抵抗の中に「めんどくさい」という要素が影響していることが多々あります。 なんでうちの子はこんなこともめんどくさがっているんだろう? いつも手間を掛けたくないこの感じはなんでだろう? なぜいつもやってもらおうとするのか? という保護者の方も少なくないかもしれません。 この「めんどくさい(めんどくさがり)」にはそのお子様を理解するために必要なヒントが隠れていたりします。 一番多いのが、「難しい」ということです。 私たちがこんなことで?と思うことでもそのお子様の特性や脳神経系のネットワーク上は「難しい」ことが多くあります。 ということは、スモールステップが出来ていない可能性があるのです。 その課題や行動を行うためには、その前に必要なスキル獲得や練習が必要かもしれません。 私たち療育支援者はそのスモールステップを見抜いて、適切なレベルの課題を提示することが仕事です。 しかし難しい要因だけではない「めんどくさい」も多いように感じます。 特性的に性格的に「めんどくさい」と感じやすい側面を併せ持っているように思います。 それは自分の興味やこだわりが強く、その他のことへの興味が薄い特性の影響も受けているかもしれません。 また一部のお子様は「脳が混乱しやすくなる特性」を持っているお子様や「出来ないと思うとすぐに拒否する回避する特性」を持つお子様もいます。 そういった場合と「めんどくささ」が関連していることもあります。 理由がどうであれ、 ◎やったらできるんだ!! ◎意外とできちゃうものなんだ!! ◎僕(私)もできるんだ!! ◎もっとできるかも ◎やったら気持ちいい ◎やったらいいことがあった ◎楽しかった と思えるようにスモールステップで課題を提示して楽しみながら乗り越えられるように促して支援しております。 例えば、風船を上にポンポン舞い上げる事でも ●眼球運動の問題 ●ボディーイメージの問題 ●予測や推測の問題 ●体と眼球の協調運動の問題 ●風船と言う物体の動きへの理解 などが関係しています。 何がそのお子様にとって課題でなにをすればいいか?を毎日考えながら支援しております。 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

ラボデミHOME/療育の話第22回「めんどくさがりの謎」
教室の毎日
25/03/04 11:55 公開

療育の話21回「指示通り動くためのスモールステップ」

今回は「指示通り動くためのスモールステップ」について書いていきたいと思います。 「うちの子供は指示が聞けない」 「言うことを聞けないし、できないことがある」 そういったお困りごとは少なくないものです。 発達特性のあるお子様たちと接する中で感じることは、「言うことを聞くこと」や「指示通り動くこと」事態の難易度が高すぎる場合があります。 私たちは当たり前にできていたことでも発達障害や特性の強いお子様ではまた違う感覚で難しさを感じているかもしれません。 言うことを聞いて指示通り動くこと為には、 ①意識が話す人に向いていること(意識が向いていないと指示が入りません、2つ同時に意識するのが苦手なお子様もいます) ※特に遊びながら聞くというのは聞いているようで聞けないことも多いかもしれません。→話す側もその点を意識してこちらに意識が向いてから話す・指示することで通りやすくなります。 ②話している内容が理解できるかどうか(お子様によっては1語文や2語文で話してあげるとわかりやすいお子様もいます) ※必要であればサインやイラストなど視覚的な補助や身体的誘導も有効です。 聴覚で形がない音声で意図を理解するのは私たちが思っている以上に難しいものです ③自分の気持ちの調整(今やっていることややりたいことを我慢したり、切り替えたりして調整する力が必要です)→この練習は療育の中でたくさんしていますね ④指示通り行動する(ほかに興味が行っても行動を継続させる力が必要)→療育で完遂する力と達成感を感じられるように仕組化しています などが必要になります。 お子様によっては得意不得意もありますし、特性も違います。 療育内ではうまくできても、お家やお外では上手くできないこともあります。 一番難しいのが「お家」ですよね。 親の指示が入る、指示通り動くことは一番難しいことが多いものです。 なのでなかなか難しい場合があります。 その場合、その理解をもとにいろいろな創意工夫をしていくと「指示が通りやすくなる」ことが実現するかもしれません。 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

ラボデミHOME/療育の話21回「指示通り動くためのスモールステップ」
教室の毎日
25/02/28 12:09 公開

療育のお話し第20回「安全基地と甘え」

「安全基地と甘え」について書いていきたいと思います。 お子様にとって安全と思える場所があることは非常に重要なことです。 動物と違い、人間は養育されなければ自分の力だけで生きていくことができない生き物です。(生物学的に長い時間養育が必要) そのため安全基地は非常に重要になります。 その安全基地に一番なりやすいのが「家族」です。 外でいろいろあっても、お家に帰ってきて安心できる場所が「お家」です。 しかし発達特性や発達障害を持っている場合、それがなかなか実現が困難になることもあります。 家に帰っても怒られている。。。(お母さんも大変です) 逆にほっておくと好き勝手し放題でこまっている。。。。(外への適応にギャップがあり過ぎて難しくなることも) 安心や安全を作ってあげると強く甘えん坊になって。。。 難しいですよね。 ここで重要になってくるのが「バランス」になります。 我が子を受け入れる気持ちをもって安心や安全を確保する。 しかしルールを守らなければやりたい遊びができない。 ルール通り行うと遊びができる(時間が増える)などの設定も重要になります。 行動制御に難しさを感じるお子様も少なくなく、ルールを守る練習をわざわざしないといけないケースもあります。 ※お家で好き勝手やって、外でルールを守れている場合はご家族の方針と合っていれば良いですね。 おもちゃは親が管理して、適切な行動やルール通りできたら遊べる仕組みを作った方がよい場合もあります。 特におもちゃがお子様から見えて、自由に使える場所にあると食事中や好き勝手に遊んだりしてしまいます。 厳しさも愛です。 優しい温かい愛もあれば、成長を見込んであえて厳しく接するのも愛です。 その両輪があってバランスが保てると言う方も少なくありません。 お子様が住みよい環境をつくることも安全基地として大切になります。 とくにお家の構造化は大事になります。 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

ラボデミHOME/療育のお話し第20回「安全基地と甘え」
教室の毎日
25/02/14 08:33 公開
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