児童発達支援事業所

フォレストキッズこどもの国教室のブログ一覧

  • 空きあり
  • 土日祝営業
お子さまに合った施設か、気軽に相談してみましょう
空き情報の確認や見学予約も受付中♪
電話で聞く場合はこちら:050-1808-1389
※営業・調査を目的としたお問い合わせはご遠慮ください
施設ブログのアイコン

ブログ一覧

(99件)

「大丈夫だよ」は逆効果!?声掛け上手になろう!!

こんにちは🌞
 横浜市青葉区にある児童発達支援、フォレストキッズこどもの国教室の木山です🌳🌋 本日は、発達特性のあるお子様に対して少しでも声掛け上手になれるように「大丈夫だよ」という声掛けの一工夫について解説していこうと思います。 よくあるシーンとして 発達特性のある幼児が、人見知りや場所見知りで泣いているとき等、 つい「大丈夫だよ」と声をかけてしまうこと、ありませんか? でも…それ、本当に伝わっていますか?というのが今回の内容です。 「大丈夫じゃない」から泣いている 特にASD(自閉スペクトラム症)傾向のお子様は、
周囲の刺激や予測できない出来事に対して強い不安を感じやすい特性があります。
その子にとって今は「大丈夫」ではないのです。
だからこそ、「大丈夫だよ」という言葉が響かないどころか、逆効果になることもあります。 ✅ 大切なのは、“共感”と“見通し” 実は、たった1つの工夫で、不安を大きく和らげ、落ち着くかせることができます。
それは、「不安を感じていることに共感し、見通しを与える声かけ」です。 【ポイント①】不安への共感 まずは子どもの気持ちを言葉にして代弁してあげてください。
たとえば、
「知らない場所でちょっと怖いよね」
「人がたくさんいてドキドキするんだよね」
そうすることで、
✅「味方がいる」
✅「わかってくれてる」
という安心感が生まれます。 【ポイント②】「こうなるから大丈夫だよ」と伝える ASD傾向のある子どもは予測が苦手です。
何が起こるのか分からないと、それだけで不安になります。
だからこそ、
「これが終わったらお母さんとおうちに帰るよ」
「5分したら終わるから、あとちょっとだけね」
「今から先生とおままごとで遊ぶから楽しいよ」
と、見通しを具体的に伝えることがとても効果的です。 💡 発達の特性に関わらず、幼児期はみんな「経験が少ない」もの 発達特性に限らず、初めての経験や場所では、どの子も不安になりやすいものです。
そんな時こそ、共感+見通しの声かけが力を発揮します。 ✨まとめ 「大丈夫だよ」だけでは、伝わらない気持ちがあります。
でも、
「初めての場所だから怖いよね、でも先生とおままごとで遊ぶから楽しいよ」
という共感➕見通しを持てる言葉がけなら、子どもは安心できるのです。 子どもの不安に寄り添う声かけ、
今日から少しずつ意識できると良いですね✨

フォレストキッズこどもの国教室/「大丈夫だよ」は逆効果!?声掛け上手になろう!!
教室の毎日
25/04/17 15:57 公開

叱るなら〇〇しよう!ASD・ADHDへの叱る工夫

こんにちは🌞 横浜市青葉区にある児童発達支援、フォレストキッズこどもの国教室の木山です🌳🌋 本日は、ASD、ADHD幼児に対しての育児のお悩みでよく挙げられる、「どうしても注意や指摘が増えてしまう」というトピックについてお話していきます。 実際に発達障害のある幼児への指摘や注意をどうすれば良いのかわからず、悩まれている方も多くいらっしゃると思います。  「指摘や叱る回数が減らせない…」 「叱るのはよくないとわかっているけど…」 そんな時に意識してほしい、2つのポイントをご紹介します。 「一言で終える」 早速1つ目のポイントですが、注意や指摘は、“一言だけで止める”ように意識してみてください。 例えば ❌「何回言ったら分かるの?」 ❌「またやったの!?だからダメって言ったでしょ」 ではなく、 ⭕「それはやめようね」 だけで、いったん止める。 そのあとの反応に要注意! 一言指摘したあと、 癇癪を起こしたり、反抗してきたりすることもあります。 でも、その時にさらに叱ったり、言い返すのは逆効果。 なぜなら── お子さんは「別人モード」に入っており、冷静さを失っている状態です。 何を言っても頭には入りません。 その場で言い聞かせても、逆効果 このタイミングでさらに話してしまうと、お子さんにとっては「怒られた」「否定された」というネガティブな記憶だけが残ります。 ASD傾向の子は、 指摘の言葉が多ければ多いほど「また否定された」「自分はダメなんだ」 という気持ちになりやすく、自己肯定感を下げてしまいます。 ADHD傾向の子は、 感情のコントロールが難しくなり、激しく怒ったりします。 この時も、“聞く耳を持てる状態”ではありません。 冷静になった「あと」で伝える そこで大切になるのが、2つ目のポイントである「落ち着いたあと」を意識することです。 お子さんの気持ちが安定してから、 優しくこう聞いてみてください。 🗣「さっきのこと、どうしたらよかったと思う?」 🗣「次はどうすればうまくいくかな?」 この「あとで振り返る」ことが、子どもの自己理解と成長につながっていきます。 叱ることは悪くない。 叱ることは決して悪いことではありません。でも「伝え方」は選べます。 毎日頑張って育児をされていると、指摘や注意が多くなるのは仕方のないことです。 でも、「どう伝えるか」を変えるだけで、子どもとの関係や自己肯定感に、大きな差が出てきます。 まとめ ・注意は“一言”だけで止める ・感情が荒れている時は“話しても意味がない” ・落ち着いてから、やさしく振り返りをする ・その繰り返しが、お子さんの自己理解を育てる まずは指摘するなら”一言” 二言目は”落ち着いた後” を意識してみてください。

フォレストキッズこどもの国教室/叱るなら〇〇しよう!ASD・ADHDへの叱る工夫
教室の毎日
25/04/14 14:32 公開

生活習慣で特性改善〜発達障害の脳内物質〜

こんにちは🌞
 横浜市青葉区にある児童発達支援、フォレストキッズこどもの国教室の木山です🌳🌋 本日は、発達障害への関わり方について、特性に大きく影響している脳内の神経伝達物質の観点からお話ししていこうと思います。 発達障害の原因??神経伝達物質とは  発達障害の特性には「脳の伝達物質」が関係しています。 ADHDは、ドーパミン、ノリアドレナリンが不足しているために、やる気や集中力の低下が表れると考えられています。 また、ASDの場合はセロトニンの減少によりASD様行動を示すと考えられています。以下の研究ではセロトニン神経伝達の促進により社会性や認知記憶の低下を改善した報告もされています。 https://www.nature.com/articles/s41386-024-02004-z ADHDの場合 ドーパミンが不足すると…? 💡ドーパミンは、やる気・報酬感のホルモン 🚨不足すると: ・集中が続かない ・すぐ飽きる・切り替えが苦手 ・やる気が出ない ・イライラ・不機嫌になりやすい 💡ドーパミンを育てる生活 報酬・楽しさの感覚を育むことが大切! 👶具体的な習慣: ・こまめに「できた!」を感じられるようにタスクを細分化する。 ・十分な睡眠を取り入れる。 ・あと10分勉強したらお菓子を食べていいと、自分に対する「ごほうび」を設定する。 ノルアドレナリンが不足すると…? 💡ノルアドレナリンは、集中・警戒・覚醒のホルモン 🚨不足すると: ・注意力がバラバラ ・気が散りやすい ・刺激に過敏 or 無反応になりやすい ・集中スイッチが入らない・続かない ・ぼーっとしている ・不注意になる 💡ノルアドレナリンを育てる生活 集中とスイッチ切り替えのために、環境づくりが重要! 👶具体的な習慣: ・朝に日光を浴びる、冷水で顔を洗う軽いジャンプなどして朝の覚醒を促す ・「今からやるよ!」の合図で軽い緊張感を演出をし、脳を起こす ・競争やプレッシャーのある遊び(滑り台、かけっこ)で覚醒力UP⚡ ドーパミン、ノルアドレナリンを育てる食事 💡ドーパミン・ノルアドレナリンを育てる食事 * ドーパミン・ノルアドレナリンは「チロシン」というアミノ酸から作られます * チロシンが含まれる食材: * → 肉、魚、卵、大豆、チーズ、ナッツなど 🧠しっかり朝ごはんを食べることが、脳のガソリンになります! ASDの場合 セロトニンが不足すると…? 💡セロトニンは、感情・安心・睡眠のホルモン 🚨不足すると: ・感情の波が激しい ・不安・緊張が強い ・こだわりが強まりやすい ・眠りが浅い、寝つきが悪い ・感覚過敏が悪化しやすい 👉ASDの子に多く見られる傾向 ✅安心感と生活リズムを整えることが、脳の安定に直結! 💡セロトニンを育てる生活 安心・安定がキーワード。リズムと光がカギ☀️ 👶具体的な習慣: ・毎朝同じ時間に起きて、朝日を浴びる ・朝食でしっかり咀嚼(かむことでリズム刺激) ・歩く、ゆらゆらするなどの“リズム運動”を取り入れる セロトニンを育てる食事 💡セロトニンを育てる食事 🍌おすすめ食材(トリプトファン豊富) ・バナナ ・納豆 ・豆腐 ・卵 ・乳製品(ヨーグルトなど) 📌補足:甘いお菓子での気分調整は逆効果になりやすい⚠️ まとめ 🔁 ADHDもASDも、「努力」を求めるのではなく「脳の仕組み」を理解する事が重要です。 日々の生活習慣で脳内物質は育てられる🌱 ✅特性に合った生活で、子どもがもっと「その子らしく」いられるように意識していきましょう🌈 定期的に情報を発信しておりますので、是非フォローしてください✨

フォレストキッズこどもの国教室/生活習慣で特性改善〜発達障害の脳内物質〜
教室の毎日
25/04/07 18:02 公開

特性ある子への最強アプローチ

こんにちは🌞 横浜市青葉区にある児童発達支援、フォレストキッズこどもの国教室の木山です🌳🌋 今回はASD、ADHD幼児への最強のアプローチ方法をご紹介します。 ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如・多動症)の幼児に対しては、適切な行動を とにかく褒める ことが重要です! 当たり前のことですが、これが何故大切なのかを知っておくことで将来の可能性が広がります! なぜ「褒める」ことが大切なのか? ✅ 自己肯定感UP! → 「自分はできる!」「認めてもらえる!」という実感が、自己肯定感を高めます✨ これが何よりも重要で、発達障害は、度重なる失敗体験や指摘、注意によって不登校などにより将来の可能性を潰してしまう2次障害が一番避けるべきポイントになります。そのため、幼児期からとにかく褒める、共感することで自己肯定感を高めることを意識しましょう☺️ ✅ こだわりや衝動性が落ち着いて見える 「適切な行動をすると褒められる=良いことが起こる!」という経験が積み重なることで、認知変容が起こり、自然とその行動を選びやすくなります🎯 これは、こだわり行動や衝動的な行動により受けられる結果よりも適切な行動により褒めれる結果のほうが心地よく感じるようになるためです。こだわりや衝動性自体が消えるわけではないですが、「褒められる行動」を繰り返すうちに、適切な行動が増えて目立つようになり、落ち着いて見えることがあります!🌿 このように褒めることによって認知変容を起こし、相対的に特性よりも望ましい行動を増やす事ができると良いです。「直そう」とするのではなく、「できた!」を増やしましょう! ただ、褒める事が難しい、どう褒めれば良いわからないという方は是非過去の投稿をご覧ください。

フォレストキッズこどもの国教室/特性ある子への最強アプローチ
教室の毎日
25/04/03 16:22 公開

自閉症の新発見「脳の予測のズレが鍵に!?」

こんにちは🌞
 横浜市青葉区にある児童発達支援、フォレストキッズこどもの国教室の木山です🌳🌋 今回はASDの支援について参考になる研究結果と、それを踏まえた上での支援方法ついてご紹介しようと思います。 国立精神・神経医療研究センターなどの研究グループが、自閉スペクトラム症(ASD)モデルのマーモセット(小型サル)を用いて、「予測符号化」の異常を解明しました。
  これは、簡単に説明すると脳が過去の経験をもとに次に起こることを予測し、実際の出来事と比較してズレ(予測エラー)を修正する仕組みに関する研究です。 本研究成果は日本時間2024年7月12日に、米国のオンライン総合学術雑誌「Communications Biology」にon-line掲載されています。 予測符号化とは 例として、都会でクマのシルエットを見ると「はくせい」と予測し、山奥では「ほんもの」と予測するように、環境や経験により予測は変わります。そのため、都会でクマが動けば大きな予測エラーが生じ、山奥で動けば予測通りでエラーは小さくなります。このように、脳は必要に応じて予測を素早く適切に変更していきます。 ASDの脳は、上述した予測と現実のズレ(予測エラー)を調整するのが難しく、以下のような困難に繋がることが本研究で示唆されました。 🔸 感覚過敏・鈍感 → 予測が当たらないと常に「驚き」を感じる。 🔸 空気が読めない → 相手の表情や状況の変化を予測しづらい。 🔸 こだわり・繰り返し行動 → 予測しやすい状況を好む傾向。 研究結果のまとめ 自閉症の脳では、繰り返し与えられる刺激に対して、健常な脳のように慣れていくことが難しいことが分かりました。また、脳の中で行われる予測も不安定で、精度が低いことが明らかになりました。ある自閉症の脳では、予測に引き込まれすぎてしまい、実際の感覚情報よりも予測を重視しすぎてしまうことがありました。一方で、別の自閉症の脳では、予測をうまく取り込めず、予測と実際の感覚情報を適切に組み合わせることが難しいようでした。 ASD傾向のお子様の感覚のズレやこだわり行動は、脳の予測エラーの調整が難しいことが背景にあるかもしれません。 今回の研究と、早期療育により柔軟な行動ができるようになるケースが多いという個人的な臨床経験から今後のASDへの関わり方について考えていきます。 脳の可塑性による変化の可能性  早期療育により柔軟性が高まるケースは、脳の可塑性による影響が大きいと考えられます。  特に、ポジティブな強化(褒められる・安心する経験)が積み重なることで、「変化への不安感」より「柔軟な行動への心地よさ」が上回るケースも多いです。  結果として、この段階では、こだわりの強さそのものが低減したというより、「変化しても大丈夫」という認知の変容が起き、柔軟な行動が可能になったと考えられます。 根本的な予測困難さの課題は残る しかし、研究が示唆するように、ASDの特性として「予測信号のズレ」が根底にあり、根本的に予測精度を改善するのは難しいと考えられます。  そのため、柔軟な行動が身についても、「予測エラーが少ない環境」のほうが安定感を保てるのは変わりません。特に成長とともに社会的状況が複雑になると、柔軟性が身についていても、予測困難な状況でのストレスは続くことがあります。  結果としては、柔軟性が向上しても、「常に柔軟であること」を求めるのではなく、適応しやすい環境整備の重要性は変わりません。 結論 結論:両者のバランスが鍵になります。 ✅ 幼少期の柔軟性のトレーニングは、認知変容とポジティブな強化により、柔軟な行動を受け入れやすくするメリットがあります。 ✅ しかし、「予測しやすい環境」の整備も引き続き必要です。 👉 最適な支援方針: 「柔軟性を育むトレーニング」と「環境の予測可能性の向上」を両輪で進めることで、本人にとって最もストレスの少ない状態を目指すのが理想だと考えます。 ■引用 https://www.ncnp.go.jp/topics/detail.php?@uid=FQXLBn0iArHTXrPD ■原著論文情報 ・ 論文名 Erroneous predictive coding across brain hierarchies in a non-human primate model of autism spectrum disorder ・ 著者名 Zenas Chao, Misako Komatsu, Madoka Matsumoto, Kazuki Iijima, Keiko Nakagaki, Noritaka Ichinohe ・ 掲載誌: Communications Biology ・ doi: 10.1038/s42003-024-06545-3 ・ https: https://www.nature.com/articles/s42003-024-065453?utm_source=rct_congratemailt&utm_medium=email&utm_campaign=oa_20240712&utm_content =10.1038/s42003-024-06545-3 ■研究グループ 国立精神・神経医療研究センター 神経研究所微細構造研究部 一戸紀孝、中垣慶子 精神保健研究所 児童・予防精神医学研究部 松元まどか(現:京都大学 医学研究科附属脳機能総合研究センター 臨床脳生理学分野 特定准教授)、飯島和樹 (現:玉川大学) ・ 東京大学 国際高等研究所 ニューロインテリジェンス国際研究機構(WPI-IRCN) Zenas Chao ・ 東京工業大学 科学技術創成研究院 小松三佐子 (理化学研究所 脳神経科学研究センター 触知覚生理学研究チーム 客員研究員)

フォレストキッズこどもの国教室/自閉症の新発見「脳の予測のズレが鍵に!?」
教室の毎日
25/04/01 15:00 公開
電話で聞く場合はこちら:050-1808-1389
※営業・調査を目的としたお問い合わせはご遠慮ください
チェックアイコン

この施設を見ている人におすすめの施設です
まとめて問い合わせしましょう

24時間以内に
6人が見ています!
電話で聞く場合はこちら 050-1808-1389

掲載情報について

施設の情報
施設の情報は、株式会社LITALICOの独自収集情報、都道府県の公開情報、施設からの情報提供に基づくものです。株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設の利用を推奨するものではありません。ご利用の際は必要に応じて各施設にお問い合わせください。施設の情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。


利用者の声
利用者の声は、施設と関わりをもった第三者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。 「やらせ」は発見次第厳重に対処します。


施設カテゴリ
施設のカテゴリについては、児童発達支援事業所、放課後等デイサービス、その他発達支援施設の3つのカテゴリを取り扱っており、児童発達支援事業所については、地域の児童発達支援センターと児童発達支援事業の両方を掲載しております。