児童発達支援事業所

『ほーぷ』2025年5月1日オープン!!夏休みは支援時間変更!!のブログ一覧

  • 空きあり
  • 送迎あり
お子さまに合った施設か、気軽に相談してみましょう
空き情報の確認や見学予約も受付中♪
電話で聞く場合はこちら:050-1808-9303
※営業・調査を目的としたお問い合わせはご遠慮ください
施設ブログのアイコン

ブログ一覧

(37件)

触覚について

今日は、『触覚』についてのお話をさせていただきます。 『触覚』はとても意識しやすい感覚なのではと思いますが、みなさんいかがでしょうか? 料理中に火にかけたフライパンに触れて熱いと感じたり、冬の手洗いで水道の水に触れて冷たいと感じることは、日常的にあることなのではないでしょうか? 『触覚』には、上記のように意識しやすい面と、無意識に使っている面(人との距離感等)の二つがあります。この点が、他の感覚とは少し異なる点になります。 意識的に使える感覚を『識別感覚』、無意識で使っている感覚を『原始感覚』といいますが、『触覚』にはこの2面性があるということです。 ここで、『触覚』についても、「過敏性(感覚刺激が入り過ぎる状態)」「鈍麻性(感覚刺激を感じにくい状態)」の二つに分けて考えてみたいと思います。 『触覚の過敏性』があると、衣服のタグが気になる、人込みを避けたがる、手が汚れるのを嫌がる等のご様子がみれます。また、歯磨きを嫌がる等のかたちで過敏性が現れることもあります。 反対に『触覚の鈍麻性』は、指吸が続く、汚れていることに気づかない、人との距離感が極端に近い、等のご様子として現れます。 ここで、『触覚防衛反応』についてのお話をさせていただきます。 『触覚防衛反応』とは、触覚への刺激が加わったときに、異常な嫌悪感をや抵抗感を抱いてしまう反応(自分の身を守ろうとすることからくる防衛反応)です。これは好き嫌いの問題ではなく、「自律神経的」に不快感をもたらすもので、”叫びたなるような辛さ”だといわれています。このため、『触覚防衛反応』からくるお困りごとを抱えているお子さんへの支援方法には、慎重に慎重を重ねる必要があります。 『触覚防衛反応』への支援方法は、『識別感覚』と『原始感覚』を絡めたお話になりますので、また後日させていただきます。 3回に渡り、無意識下で使っている感覚のお話をさせていただきました。 次回はいよいよ『感覚統合』の話に入っていければと思います。

『ほーぷ』2025年5月1日オープン!!夏休みは支援時間変更!!/触覚について
教室の毎日
25/05/29 13:54 公開

前庭覚について

今日は、前回少し触れさせていただきました、感覚の一つである『前庭覚』についてのお話をさせていただきます。 『前庭覚』って、本当に聞きなれない言葉ですよね? 前回同様に、『前庭覚』とは何か?、を調べてみますと、 「重力の刺激を受け、身体のバランスや動きを感じ取る感覚」 と出てきます。固有受容覚よりは少しイメージがしやすいでしょうか? 例えば「バランスボールに座る」という動きで考えてみたいと思います。このとき、「ああしてこうしたらバランスがとれる!」なんて、いちいち頭で考えてバランスを取ろうとしているわけではなく、身体が自然にバランスをとろうとしますよね?これは『前庭覚』が無意識に働いているから可能になるのです。(もちろん、バランスをとるためにどう身体を動かせばよいのかは、『固有受容覚』にも関係しています。) 身体のバランスを保とうとするためにとても大切な『前庭覚』ですが、これがうまく働かないとどうなるのでしょうか? 今回も「過敏性(感覚刺激が入り過ぎる状態)」「鈍麻性(感覚刺激を感じにくい状態)」の二つに分けて考えてみたいと思います。 『前庭覚の過敏性』があると、重力に対する刺激やバランスをとろうとする動きに対して慎重になる傾向があります。具体的には、高さや揺れに対して極端に怖がる(ブランコやジャングルジムが苦手)傾向がみられたり、不安定なところ(バルーンマット等)を歩いたりすることを避ける傾向などがみられます。 反対に『前庭覚の鈍麻性』があると、重力に対する刺激やバランスをとろうとする動きを過剰に求めてしまうため、高いところに上りたがったり、くるくる回転し続ける、ジャンプし続ける、等の動きが多くみられます。 実際に支援をおこなっていると、回転を好んでずっとくるくるしているお子さんや、高いところに上って、そこからジャンプをして楽しむお子さんによく出会います。このようなお子さんは、『前庭覚』への刺激を求めていますので、まずは好きな動きを十分におこなってもらい、欲求を満たします。その欲求が満たされてから、着席等の落ち着いた動きを促すと、比較的スムーズにおこなうことができます。 また『前庭覚の過敏性』があるお子さんはとても慎重で、遊具であそぶときなどに抵抗感がみられることが多くありますので、支援者が横につき、スモールステップで少しずつチャレンジしていけるよう促すことが大切になります。 『前庭覚』の働きについて、少しイメージがつきやすくなりましたでしょうか? 今日は『前庭覚』についてのお話をさせていただきました。 次回は『触覚』についてお話させていただきたいと思います。

『ほーぷ』2025年5月1日オープン!!夏休みは支援時間変更!!/前庭覚について
教室の毎日
25/05/27 11:23 公開

固有受容覚について

突然ですが、みなさんは『感覚』と聞くと、何を思い浮かべるでしょうか? 前回のブログでお話させていただきました視覚や聴覚は、とてもイメージがつきやすい感覚なのではないかと思います。 視覚や聴覚を使っていることはとても意識しやすいですが、感覚の中には、無意識に使っているものがあります。 今日は、そのうちの一つである『固有受容覚』について少しお話させていただきたいと思います。 『固有受容覚』とは何か?、を調べてみますと、 「筋肉や関節にある感覚器を通じて、自分の身体の位置や動き、力の入れ具合などを感じとる感覚・・・」 と出てきますが、これだとなかなか分かり辛いですよね? 『固有受容覚とは何か?』をとても簡単に説明しますと、私は『身体をスムーズに動かすために使う感覚』と考えています。 例えば、風船を掴もうをするときは、割れないように自然と手の力を弱めようとしますし、反対に、重たい米袋を持とうとするときには、自然に手や腕に力が入りますよね? この自然に(無意識に)力加減を調節しているのが、固有受容覚という感覚です。 以前に書かせていただいたブログ(他害があるお子さんへのアプローチ)で、身体の使い方がぎこちなく、力の調整がうまくいかないお子さんの例をあげさせていただきましたが、このお子さんが固有受容覚がうまく働いていないケースでした。 『固有受容覚』がうまく働いていない状態として、「過敏性(感覚刺激が入り過ぎる状態)」「鈍麻性(感覚刺激を感じにくい状態)」の二つに分けられます。 『固有受容覚の過敏性』は自分で意識して予測できるため感じにくいとされていますが、『固有受容覚の鈍麻性』は、筋肉や関節にへの刺激を過剰に求めてしまうため、ジャンプし続ける・走り回る等、動きが激しくなる傾向があります。また筋肉や関節をうまく使うことができないため、力加減が苦手で物の扱いが雑になってしまう傾向もみられます。 発達に凸凹があるお子さんで、特に動きが多いお子さんや、力加減が難しいお子さんは、この『固有受容覚の鈍麻性』が考えられますので、求めている刺激を満たしてあげる(この場合は全身運動が効果的)ことで、この感覚の発達を促します。それにより、少しずつ動きが落ち着き、力の加減もできるようになっていきます。 今日は『固有受容覚』についてのお話をさせていただきました。 次回は『前庭覚』という、これまたイメージがし辛い感覚についてのお話させていただきたいと思います。 イメージがし辛い感覚のお話をさせていただいた後で、『感覚統合』のお話に入っていけたらと思います。

『ほーぷ』2025年5月1日オープン!!夏休みは支援時間変更!!/固有受容覚について
教室の毎日
25/05/24 17:29 公開

情報処理の優位性

今日は、『情報処理の優位性』についてのお話をさせていただきたいと思います。 日々お子さんと過ごす中で、「うちの子、全然私の話を聞いていない!」「何度言ったらわかるの!」などなど、思いが伝わらなくてイライラすることがありますよね。 聞いていないから伝わらないのか、理解できないから伝わらないのか、理由がよく分からないがために、イライラだけが募ってしまいます。 これは、情報を処理するときに何が『優位』に働いているか、ということに大きく関わっています。 ここで、分かりやすくお伝えするために、私自身の子育て中の経験談を少しお話させていただきます。 私の息子は、忘れ物がとても多い子で、本人も自分なりに確認はしているようでしたが、一向に忘れ物を無くすことができず、困っていました。 私も、前日夜や当日朝に、持ち物確認のための声掛けをしていましたが、あまり効果はみられませんでした。 物忘れはすごく多い子でしたが、学習面等での『記憶力』という観点からは、何も問題を感じられませんでしたので、なおさら、忘れ物が無くせない理由が分からず、悩みました。 あるとき、歌が大好きでいつも同じ歌を歌っている息子が、いつまでたっても歌詞を覚えることができていないことに気づき、不思議に思いました。 息子にいろいろ聞いてみたところ、CDやYou Tube等で聞きながら歌詞を覚えて歌っているとのことでした。 あまりに覚えが悪いので、「歌詞カードとか見ればいいのに!」と何気なく口に出してしまいました。 数日後、またいつものように楽しそうに歌を歌っている息子が、歌詞を間違えず歌を歌っているではありませんか! 驚いて理由を尋ねてみると、「歌詞カードを見て歌詞を覚えた!」と嬉しそうに教えてくれました。 忘れ物に関しても、視覚から情報を入れる(私の息子は紙に書いた『持ち物リスト』を作成しました。)ようにしてみたところ、とても少なくすることができました。 この例は、『情報処理の優位性』について顕著に物語っています。 情報を処理するとき、私たちは視覚や聴覚を主に使っていますが、その優位性は人ぞれぞれ様々です。視覚が優位に働く人もいれば、聴覚が優位に働く人もいます。もちろん、バランスよく使っている人もいます。 発達に凸凹があるお子さんは、どちらかの優位性が大きくなる傾向がみられますので、優位になる感覚を使って指示を入れることで、効率よく情報を処理することができるのです。 私の息子の場合は、『視覚優位』が強く、聴覚からの指示は伝わりにくかったため、視覚から入れることで、情報が入りやすくなった例でした。 ほーぷでは、お子さんの特性を見極め、お子さんに合った最適な方法で指示を伝えていくことで、お困りごとを減らすことに繋げていきます。 もし、お子さんへの対応でお困りのことがございましたら、いつでもほーぷにご相談くださいね。

『ほーぷ』2025年5月1日オープン!!夏休みは支援時間変更!!/情報処理の優位性
教室の毎日
25/05/23 10:58 公開
電話で聞く場合はこちら:050-1808-9303
※営業・調査を目的としたお問い合わせはご遠慮ください
チェックアイコン

この施設を見ている人におすすめの施設です
まとめて問い合わせしましょう

24時間以内に
9人が見ています!
電話で聞く場合はこちら 050-1808-9303

掲載情報について

施設の情報
施設の情報は、株式会社LITALICOの独自収集情報、都道府県の公開情報、施設からの情報提供に基づくものです。株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設の利用を推奨するものではありません。ご利用の際は必要に応じて各施設にお問い合わせください。施設の情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。


利用者の声
利用者の声は、施設と関わりをもった第三者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。 「やらせ」は発見次第厳重に対処します。


施設カテゴリ
施設のカテゴリについては、児童発達支援事業所、放課後等デイサービス、その他発達支援施設の3つのカテゴリを取り扱っており、児童発達支援事業所については、地域の児童発達支援センターと児童発達支援事業の両方を掲載しております。