何度も同じ質問・確認・要求をする

毎日同じ質問をされる、一日に何度も同じ質問をしてくる…そんなときは、お子さんと質問をするときのルールをつくってみましょう。

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かまってもらいたくて何度も質問をするときは、お子さんが「今話しかけて良い」ということを判断できる工夫をします。絵カードをお子さんの目に入るところに貼って判断の手掛かりにしましょう。
1 次のような絵カードを作ります。
話しかけても良いときかどうか判断をしよう!の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
2 どちらのカードだと話しかけて良いか教えましょう。 3 大人は都合に合わせてカードの面を選び、冷蔵庫などお子さんの目に入るところに貼りましょう。
話しかけても良いときかどうか判断をしよう!の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
カードを貼っていてもお子さんが質問をしてきた場合は、カードを見るよう声をかけ、「何分になったらOKだよ」と質問ができる時間を伝えましょう。


・電話中のとき
・きょうだいが勉強中のとき
・仕事をしているとき

など、いくつかの場面にあわせてカードを作るのもよいでしょう。

また、スケジュールの中に「お話できない時間」など予定の横に追記しておくのも1つです。
ワンポイント
忙しいときに質問をされても、「うるさい」「今、できない」など感情的に否定せずに、「今は忙しいから、○時になるまで待ってね」とお子さんが「質問できる」見通しを持てるようにします。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
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