一人で歯磨きできない

歯磨きをしたがらない、自分で歯ブラシを動かせない……こんな困りごとはありませんか?歯を守るために、お家でできる対処法をお伝えします。

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「具体的に何をすることなのか」が分かっていないのかもしれません。

大人が「こうだよ」と見本を見せながら教えても、口の中は見えにくいので磨き方を教えるのは難しいものです。

そのようなときは、目で見てわかる手順表を簡単に作成しましょう。
ルール・準備物
手順表、セロハン
1 手順表を用意しましょう
具体的にどうすれば良いのか、わかっていないのかな?と思ったら…の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
歯を磨く順番が分かる手順表を用意します。
インターネットや本屋さんなどにもあります。
手作りする場合は、絵と文セットにしてあげるとより良いでしょう。
2 お子さんの目につくところにセットしましょう 手順表を洗面所の壁や、鏡の近くに貼りましょう。

貼るときは、お子さんが歯磨きするときの目の高さに合わせましょう。
3 最初は、解説しながら一緒に取り組んであげましょう
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お子さんと一緒に手順表を確認しながら、お子さんの手に大人の手を添えて動かしてあげましょう。 4 少しずつ1人で取り組んでもらう量を増やしましょう
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慣れてきたら、少しずつお子さんだけで歯磨きをしてもらいましょう。
仕上げは大人が行う、というのも良いと思います。

お子さんが困っているときは、「ココ見て、次なんだっけ?」と手順表を一緒に確認しましょう。
ワンポイント
お子さんが手順を忘れてしまっても、 叱ることなく手順表の確認を促せると良いでしょう。 叱ってしまうと、そこで「歯磨きは難しいもの」「苦手なもの」という感情が湧いてくるかもしれません。 できるだけ前向きに取り組めるよう、サポートしてあげましょう。 手順を歌やリズムにのせることで歯磨きの時間が楽しくなり、歯磨きに取り組みやすくなります。 インターネットで「歯磨き 歌」と検索してお子さんに合いそうな歯磨きの歌を探してみるのもよいでしょう。
ほかの工夫
監修者
狩野 麻里 先生
作業療法士 奈良県総合リハビリテーションセンター
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