こんにちは。ハッピーテラス戸畑駅前教室02の原田です。台風も過ぎ去り、今朝はとても過ごしやすい気温になってきたと感じました。皆さん、被害はなくご無事でしたでしょうか。
さて、本日は小学校低学年コ-スでの取り組みについてご紹介をしたいと思います。
本日ご紹介いたしますトレーニングは、「宝探し」です。1人で探すのではなく、2人1組となって宝を探します。
活動の目的は、①ルールを理解して取り組むことができる、②話し合いで役割を決目る事ができる、③分からないときに助けを求める事ができる、の3点です。また、今回の活動では、「他者にお願いをする」「ありがとうを伝える」等、コミュニケーションに関しての課題に取り組んでいるお子さんが多かったため、チームとなった他者に対して自分のお願いを伝える事や、お願いを達成できた時に「ありがとう」と伝える事をルールとして取り入れました。他者にお願いをすることは恥ずかしい事ではないと体感して欲しく、また、ルールとして取り入れると伝える事ができるお子さんがいらっしゃったため、このような特別ルールを取り入れました。
活動のルールについて説明します。準備としては、宝となる玩具や道具(小さなボールやフィギア等)をいくつか用意し、器等で隠しておきます。まずは2人1組に分かれます。そして、ペアの中で初めに「お願いをする係」と「探す係」を分担します。お願いをする係になった人は、他の人にも探すものが分かるよう、ペアの相手やその他の人に「○○取ってきてください」とお願いをします。お願いを受けたペアの人は、他の人よりも先に、そのお宝を探します。
もしペアの相手が、お願いした物を探し出して持ってこれた場合は、お願い係の人は「ありがとう」と伝えます。他の人にお宝を先取りされ、持ってこれなかった時には「頑張ったね」とねぎらいの言葉を掛ける事もルールとして取り入れました。
お子さん達はチームになり、役割の順番をじゃんけんや話し合いで決めました。お願いする係の人は、「○○探してください」と相手に上手にお願いをする事が出来ました。探す係の人も、お願いする係の人も、自分たちがお宝をゲットできるか、ドキドキを味わいながらゲームを行っていました。また、「ありがとう」「頑張ったね」の声掛けでは、苦手なお子さんは初めは違う話をして逸れていくこともありましたが、スタッフの声掛けを聞き、勇気を振り絞って小さな声で「ありがとう」と伝える事ができました。ルールにすると、自分から伝えるよりも少し伝えやすい様子で、恥ずかしがりながらもしっかりとルールを守って伝えられるお子さんが多かったです。
「ありがとう」「ごめんね」等の言葉は、お友達と仲良く過ごす為に重要な言葉かと思います。本人は伝える必要はないと思っていても、相手は「どうして言ってくれないの?」と感じたり、言葉で伝えないと気持ちが伝わらない場面も多いです。今回は、保育園や幼稚園、小学校でお友達と関わる際の練習として、気持ちを伝える経験を積む事が出来るようなトレーニングを考案しました。
ハッピーテラスでは、お子さんの課題に合わせて、必要な遊びを取り入れながらトレーニングを考案しております。また、目標に合わせて、個別でスタッフとトレーニングをし、集団で他の利用者さんと関わることで実践の場として習熟度を図ることが出来ます。
現在ハッピーテラス戸畑駅前教室02では、曜日や時間帯によってはまだ空きがございます。
興味を持たれた方はお気軽にご連絡ください。
小学校低学年コースでの一コマ
教室の毎日
22/09/07 12:26