最近いろいろな取り組みをアクティビティにいれつつ、
日々を過ごすと気づきに多く出会います。
前提として弊所の考え方を簡単に話すと、
我々は療育として、
①基礎的な他者との接し方の訓練(ソーシャルスキル)
+
②英語の特化によるこども個人の得意を作る(英検取得など)
+
③アクティビティを通した身体の発達(手先の訓練や運動など)
がありますが、今回は③について書きたいと思います。
身体の発達のためのアクティビティとは、単純な運動によるカーディオアクティビティ(有酸素運動)などによる健康ではなく、
肉体的な発達が脳の発達を促すことに則した活動です。
保護者様の間でももう知っている話かもありませんが、
脳の発達の仕方は、パズルなど思考活動による発達よりも身体の発達の割合の方がとても大きいのです。
男性が女性ホルモンを投与されることによって、より女性的な嗜好を獲得したり、病気になり肉体的なコンディションが低くなった人の思考がマイナスの思考に陥ってしまったりと、
肉体的な変化は様々な思考の変化を人間にもたらします。
脳科学の実験のひとつで、今注目されているのが
脳の中で行われる思考が電気信号なのであれば、
機械的な電気信号を脳に送ることで新たな能力獲得ができて、新しい能力を獲得した時の心理状況はどのようなものなのか、ということです。
マウスの実験はすでに終了して結果が得られているのですが、
実験内容は、携帯に内蔵されているような小型GPSを脳に移植して
方角がわかるようにしてみると、マウスは西や東がわかるようになるという内容です。
まぁ、右を向いた時にそっちは西ですよ、と信号を送ってくれるようになるのですが、鳩や魚などは自然に持っている能力ですね。
はたして、こちらが北だ!などとわかる気持ちはどんなものなのでしょうか?
または、蛇のように温度が味でわかったり、シャコのように見えている色に何倍も新しい色が見えるようになったりする世界のなかで人は何を新しく感じとるのでしょうか。
単純に考えると、身体的にできることが増えると感じ方や考え方も発展していきそうではないですか?
手指の運動、身体の発達を促して脳の機能を増やしていくとは、つまりそのようなことなのです。
いままでアドヴァンスな取り組みを多く試みてみましたが、コンパスを使うのがみんな特に苦手でした。
そのなかでパターンを描く練習などで素晴らしい結果をのこすこどもたちもちらほらとみえました。
ムー・インターナショナルスクールIIでは、
創造性豊かなこどもたちに育つには、まずは創造するための道具である発想や手段(こんぱすで円をかける)など身体的な発達を促すことも重要視しています。
パターンにかぎらず
教室の毎日
23/11/18 09:34