プライバシーに関わる 踏み込みすぎた質問をする

悪気はないのに踏み込んだ質問をしてしまう事、ありますよね。

質問の良し悪しを判断する練習方法をご紹介します。

4704 view

特定の人にたくさん質問するときには、その人に興味を持っているということです。

そんなお子さんの気持ちを否定せず、その人との関係性を整理して、どのような質問をしてよいか一緒に考えてあげましょう。
1 お子さんの周囲の人との関係マップを書いてみましょう
自分と相手との「関係性」に注目して考えてみよう!そんなときにお家で出来る工夫は…の画像1 クリックすると別画面で開いて拡大できます
お子さんを中心に、人間関関係をイラストで書きだしてみましょう。

イラストを見ながら
誰にどんなことを聞いてみたいか、お子さんと一緒に考えましょう。
2 人を選んで、どんな質問をしてみたいか考えてみましょう
自分と相手との「関係性」に注目して考えてみよう!そんなときにお家で出来る工夫は…の画像2 クリックすると別画面で開いて拡大できます
誰か1人を選び、「どんな話を聞いてみたい?」「質問してみたいこと、なんだろう?」など問いかけてみましょう。 3 質問を洗い出したら、大人が役になりきって質問に答えていきましょう
自分と相手との「関係性」に注目して考えてみよう!そんなときにお家で出来る工夫は…の画像3 クリックすると別画面で開いて拡大できます
例えば、先生にしたい質問を洗い出した後、大人が先生役になります。
お子さんに質問を投げかけてもらい、「してはいけない質問」の場合は、「その質問は悲しいです」「答えたくありません」など断りましょう。

そして、関係マップを見ながら、どの人にならその質問をしても大丈夫か伝えましょう。
ワンポイント
イラストで相手の顔のイメージが浮かばなかったり、人が合致しない場合は、携帯写真を見せて補足するのも良いでしょう。 また、「来週おばあちゃんに会う」「久しぶりのお友達に会う」などの予定がわかっている時は、事前に質問を考えてノートに書いてみるのも良いですね。
ほかの工夫
監修者
井上 雅彦 先生
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授 公認心理師 専門行動療法士 自閉症支援士エキスパート LITALICO研究所 客員研究員
当サイトに掲載されている情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。また、掲載されている感想やご意見等に関しましても個々人のものとなり、全ての方にあてはまるものではありません。
『困った行動』TOPへ戻る >