こんにちは。ハッピーテラス戸畑駅前教室02の国分です。
今日は全ての時間でオンライン療育を受けられるお子さんがいらっしゃる日で、相談室からは画面越しにスタッフがトレーニングを行っている声が聞こえてきています。
今回は保育園や幼稚園等年齢が低いお子さんの間でも感染拡大が広がっていることから、オンライン療育を希望されるご家庭が多くいらっしゃり、どのお子さんもご家庭から、保護者の方の協力のもと画面越しのトレーニングを頑張ってくださっています。
緊急事態宣言の延長が発表されていることから、当面の間はご希望の方にオンライン療育を続けさせていただく予定です。
通われている方でもしオンライン療育をご希望の方がいらっしゃいましたら、いつでもスタッフにご相談ください。
今日は中高生の個別の取り組みについてご紹介させていただきたいと思います。
今回ご紹介させていただくのは、「なかよしチャレンジ」というSSTすごろくです。
市販で販売されているすごろくのセットで、すごろくをしながらそのマスと同じイラストのカードを引き、もしその場面になった時自分ならどう対処するかを考えるものになっています。
場面は小学生向けの内容にはなっているのですが、大人が考えても難しい対人関係の場面が提示されることもある為、主に中高生の方と取り組ませていただいています。
療育の目的は様々な対人関係の場面での対処方法を知ること、自分に置き換えて考えること、自分の考えを相手に伝えることです。
先日行った際には、友達が黒板にいたずら書きをしていて一緒にしようと誘われた場面が出てきました。
中高生のお子さんとの取り組みでしたので、この場面を万引きやたばこ等悪い事に誘われたらどうするかと置き換えて質問をさせていただきました。
少し考えて、自分ならこうするという考えを理由も含めてスタッフに話すことができました。
お互いの考えを共有することで、様々な考え方があることも知ることが出来た良い機会だったと思います。
また、別のマスでは自分を褒める言葉をいうというものもありました。
この年代でなかなか自分を褒める言葉を考える経験はなかったと思うのですが、一生懸命に考えて答えてくれていました。
お互いに自分を褒め、認める経験が出来たというのも、このスゴロクをやってみて良かったと感じる点の1つです。
今回は市販のすごろくを使った活動をご紹介させていただきました。
カードを引いて場面について考えることで、いざ自分が似たような状況に遭遇した時、どう対処するかを考えるきっかけになります。
特に現在はコロナ禍でなかなか対人関係の場面を経験しにくい世の中にもなっています。
ですが、コロナ禍が収束した時に困ることが少しでも減るように、今後起こりうる様々な場面を提示することで、対処方法を考える経験を積めるようにしていきたいと思います。
現在ハッピーテラス戸畑駅前教室02では、曜日や時間帯によってはまだ空きがございます。
興味を持たれた方はお気軽にご連絡ください。
取り組みのご紹介(なかよしチャレンジ)
教室の毎日
21/09/10 13:30