小5発達障害娘と定型発達の弟、悩んでいたきょうだい児問題は…親の予想を超えた展開に!?

ライター:SAKURA
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小学5年生の娘(広汎性発達障害)と、4歳の息子(定型発達)。今まで、いろんな姉弟関係を経てきましたが、ここ最近の二人の関係は、とても落ち着いたものになりました。

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監修: 井上雅彦
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
ABA(応用行動分析学)をベースにエビデンスに基づく臨床心理学を目指し活動。対象は主に自閉スペクトラム症や発達障害のある人たちとその家族で、支援のためのさまざまなプログラムを開発している。

頭を抱える日々もあったけど…

現在、小学5年生になる娘(広汎性発達障害)と、4歳の息子(定型発達)。
息子が生まれてから、そのきょうだい関係は、変化を続けてきました。
息子が産まれた当初、感覚過敏な娘は赤ちゃんの泣き声に過剰に反応していたので、私自身もなんとか両方を落ち着かせようと気を遣い過ぎてヘロヘロになる生活を送り…
娘と息子を落ち着かせようと気を遣い過ぎてヘロヘロになる生活
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そして、泣き声問題が解決するぐらいに息子が大きくなると、今度はきょうだい喧嘩が多発。
息子が小さいうちは、力も言葉も娘が上だったので、娘の思いを優先させてあげることもできたのですが…
息子が小さいうちは、娘の思いを優先させてあげることもできたのですが…
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息子の言葉の成長は驚異的な追い上げをみせ、なかなか言葉で気持ちを伝えられない娘が、息子に一方的に言われてしまう回数も増えていきました。
姉が弟に一方的に言われてしまう回数も増えていきました
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息子には、娘のことをちゃんと理解してほしかった。

私たちは、息子に「お姉ちゃんは、おしゃべりが苦手」だということを、ちゃんと理解してほしいと思っていました。
弟に姉のことを理解してほしくて、息子にしっかり伝えなければと思う母
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言葉が出てこないことを責めたりせず、姉の得意な部分をしっかり見て、姉のことを好きでいてほしい…。私たちの言葉一つひとつが、息子の耳に入り、価値観をつくる…。どこか緊張感のようなものが、ありました。

いつの間にか、二人でコミュニケーションが成立するように…。

そんな心配をしていた私でしたが、最近の二人は、ここへきてきょうだい関係が落ち着いたものになってきました。

共通のゲームにハマったことで、二人でゲームの話題で盛り上がることも、しょっちゅう。アイテムや効果の話をするときは、二人だけで、しゃべりっぱなし。内容を理解できない私は、そこにいても完全に孤立することが多くなりました。
共通のゲームにハマったことで、二人だけでしゃべりっぱなし
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二人だけがわかる共通の話で腹を抱えて笑い合ったり、攻略本を見た娘が、息子に新しい知識を教えたり。YouTubeで、新しいやり方を知った息子が、娘にやり方を教えたり…。

その関係はどちらかが、どちらかの世話をするというものではなく、協力体制のようなものになりました。
どちらかの世話をする関係性ではなく、協力体制のようなものに
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息子が、娘に対して頼ることも上手になり、トイレについてきてほしいとお願いしたり、娘が、息子に対して自分が難しいことのお手伝いを頼んだり…。

お互いの得意な部分を、褒めたたえることも増えました。
次ページ「親として、考えすぎていたのかもしれない。」

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