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(236件)

WISC-Vの数値から読み解く「本人の強み」を活かした支援

こんにちは!保育士のたくまです。今回は、とあるお子さま(6歳3ヶ月)のWISC-Vの数値から読み解く、本人の強みを活かした日常生活における有効的な支援について考えてみようと思います。 【WISC-V検査結果】 全検査IQ 78 言語理解 84 ←強み 視空間 87 ←強み 流動性推理 85 ←強み ワーキングメモリー 78 ←ちょっと苦手 処理速度 76  ←ちょっと苦手 ●強みの活かし方と有効な支援 ①言語理解を活かす支援 強み:ことばでのやりとりの理解は比較的できる 支援の工夫: 指示や説明は短く、具体的な言葉を使う。「なぜそうするのか?」の理由を伝えると納得しやすい。「おもちゃを貸すと、お友達も貸してくれるよ」などの声掛けが有効。 ②視覚的支援を活かす 強み:視覚的に情報を整理・理解できる力が比較的ある 支援の工夫: スケジュールやルールをイラストなど目で見て分かるようにする。絵・図・マークなどは情報として入りやすいので、言葉とセットで伝えると伝わりやすい。 ③流動性推理を生かした活動 強み:パターンや規則性に気づく力がある 支援例: ブロック・パズル・迷路など、パターン性のある遊びを通して自己肯定感を高めると◎。同じ手順でできる作業(ルーチン)は安心して取り組みやすい傾向に。毎日同じ流れの身支度等はパターンを覚えると習慣化に繋がる可能性も。 ●注意すべき点と支援の工夫 ①ワーキングメモリの弱さへの対応 困りやすい点:指示を一度に覚えて実行するのが苦手 支援の工夫: 1つずつ指示を出す。✖「かばんをしまって手を洗ったらお山座りで壁際でまっててね」→ 〇「かばんをしまってね」「次は手を洗おう」など明確に一つずつ。 ② 処理速度の弱さへの対応 困りやすい点:作業に時間がかかる、周りより遅れてしまう 支援の工夫: 急がせない・待つ姿勢を大人が持つこと。作業時間に余裕を持つスケジュールにする。「できたね」「ていねいだったね」と過程を認める声かけが自自己肯定感に繋がる。 これに加えて、支援の中にお子さまの好きなもの・ことなどを盛り込むと、さらに効果が見込める可能性大。 例えばお子さまの好きな手遊び歌を、そのお子さま好みにアレンジし、いつも決まったタイミングでツッコミを入れてもらうとか。聞く力はもちろん、注意力やコミュニケーション能力を遊びの中で磨くことができますよ。 きれいにツッコミが決まった時の、お子さまの誇らしげな表情といったら!「ツッコんでやったぜ!」と言わんばかりです。 こうなるともう自己肯定感は爆上がりです✨

ユリシス・キッズTakabata/WISC-Vの数値から読み解く「本人の強み」を活かした支援
教室の毎日
25/07/17 21:19 公開

お友達に手が出てしまう感覚過敏の自閉症児に有効な支援

こんにちは!保育士のたくまです。今日は5歳の自閉症のお子さまを持つ保護者さまからのご相談。 「保育園で遊んでいる時に、突発的にお友達を叩いてしまうことがあります。感覚の過敏性があるので、ざわざわした雰囲気が苦手なことや、急に近寄られたりといったことが原因だと思うのですが、どのような対応がいいでしょうか?」 感覚の過敏性については生理的なものなので、なかなかコントロールし辛い領域だと思います。大きな音や苦手や声などを聞くと反射的に自己防衛が働いて攻撃的になり、その結果、叩くという行為に繋がっていると考えられます。 ただ、だからと言ってお友だちを叩いて良いという理由にはならないので、本人に分かる形で「お友だちを叩いてはいけない」ことを丁寧に伝えていく必要があると感じています。 そこで、お友達を叩いた時の対応にあたって絵カードを提案させて頂きました。お友達を叩いてしまった時は、「ダメ!」などと強く叱ったりせず、この絵カードを本人に見せながら、①「おともだちをたたくのはいけない」ということ、②「おともだちをたたきたくなったらおとなをよぶ」ということを丁寧に伝えます。 このお子さまの場合、聴覚の過敏性があることから、強い口調で叱ることでその声に驚き、声に対する「不快感や恐怖」だけを印象付けてしまう可能性があります。こちらが伝えたいことが伝わらない可能性があるので、強い口調は避けなければいけません。 絵カードにしたのは、本人にとって分かりやすさを重視したからです。言葉(音声)は人によって言い回しや声色が変わるので本人の中で混乱しやすい。視覚支援は、誰がやっても比較的同じで理解しやすく、ルーティン化に強みを持つこのお子さまにマッチした支援と言えます。 そして①はもちろんですが、②もセットで伝えること。①だけだと、お子さまからしたら「じゃあどうすればいいの?このモヤモヤした気持ち!」となるので、②を代替行為として伝えることを提案させて頂きました。 困った時に周りの大人に「HELP!」を出すことは、将来的に見ても必要なスキル。見方を変えればお友達を叩いてしまった時は、むしろ成長のチャンスかもしれませんね。

ユリシス・キッズTakabata/お友達に手が出てしまう感覚過敏の自閉症児に有効な支援
教室の毎日
25/07/17 00:02 公開

お友達との距離感。集団の中でトラブルなく過ごすには?

こんにちは!保育士のたくまです。前回のブログでは、4歳自閉症児の他者との距離感についての対応を、児童指導員のじゅんやさんに答えて頂きました。 実は私もA君の距離感が気になっていたので、発達段階や特性を踏まえて、私なりに手立てを考えてみました。 A君の発達段階や特性からすると、「相手の気持ちを想像する」ということは、少しハードルが高いのかなと感じています。 それゆえに相手のプライベートスペースに入ったり(もちろん悪気はありません)、それに対して嫌がる相手の表情を読み取って行動に移すということも難しいのかなと思います。 こうしたA君の現状を踏まえ、どうしたらA君が園でお友達とトラブルなく楽しく生活できるか考えてみました。 ステップ① トラブル回避のための事前支援 集団遊びの前に、「近づきすぎは✕」「このくらいの距離は◯」など絵カードを使ってお友達との距離感の【OK・NG】を事前に伝えておけるといいのかなと思います。A君の目に見える場所に、そうした絵カードを提示しておくのもいいかもしれません。※添付画像参照 ステップ② 集団遊びの場面での環境調整 A君は目に見えるものは理解しやすい傾向が見られますので、「距離の目安を見える化する」と良いのではと思います。 主にA君の好きなおもちゃ(共有物)を介してお友達との距離感トラブルが生じているような気がするので、その遊びのスペースをA君に視覚的に分かりやすく提示してあげると良いのかなと思います。 具体的な配慮や環境調整としては、床にマスキングテープ等でラインを引いたり、マークやマット等で遊ぶ場所を分かりやすくした上で、「この中で遊ぼうね」などと声掛けする。 A君だけが遊べる共有おもちゃを別途箱の中に入れるなどして「このおもちゃで遊ぼうね」などと声掛けするのもいいかもしれません。 ステップ③ トラブルが起きたときの対応 「だめ!」と強く叱るのではなく「A君が近づきすぎちゃったから、お友だちがびっくりしちゃうんだよ」と優しく伝えて、A君がお友達との距離感を学ぶチャンスと捉えてもらいます。 落ち着いてから、①の絵カードを見ながら、振り返りの時間を作ってもらうといいかもしれません。適切な距離感で遊べたときは「今日、お友だちといい距離感だったね」と具体的にフィードバックし、小さな成功を「見える化」してほめると、A君の中で理解が深まるのではないかと思います。 ステップ④ 家庭でできる工夫・関わり 家庭でできる、相手の気持ちに気づいたり意識する練習を考えてみました。遊びのなかで取り入れることで、A君の中でルーティン化できるかもしれません。 ・ごっこ遊び A君の好きなぬいぐるみや人形を使って「近づきすぎるとどうなる?」「ちょっと嫌な気持ちになっちゃうな〜」などとお友達との距離感を遊びながら体験的に伝えると、A君も理解しやすいかもしれません。 ・絵本の活用 「ともだちや」(内田麟太郎)など、気持ちのやりとりがテーマの絵本を一緒に読んで、相手の気持ちに気づく練習をすることで、相手の気持ちに気づくことができるようになるのかなと思います。 ・ハグやタッチのタイミング練習 「今ぎゅーしてもいい?」と許可をとる遊びを通して、相手の気持ちを意識する練習を通して、こちらも相手の気持ちに感覚的に気づくことができるようになるのかなと思います。 ・おうちでもSST 朝に「今日、園でお友だちとどう遊ぶ?」など、事前にお友だちとの距離感をシミュレーションをしておくのもいいかもしれません。①の絵カードを見せて理解を促してもよいと思います。 A君の強みは視覚優位で記憶力に優れているところ、そしてルーティンを重んじるところではないかと思います。ポイントは、「お友達との正しい距離感をA君の中でルーティン化すること」だと思っていますので、少しずつそこに近づけていけるといいなと思ってます。 ただ実際に支援してみて、ご本人に合わなかったり上手くいかないケースというのは結構ああるんですよね。 そのときはまた別の角度で支援方法を考えてみたいと思います!

ユリシス・キッズTakabata/お友達との距離感。集団の中でトラブルなく過ごすには?
教室の毎日
25/07/10 18:30 公開

お友達と距離感を取るやり方ご存知ですか?

こんにちは!児童指導員のじゅんやです!最近日中暑くなり30℃を超える事も当たり前になりスタッフ達は、ヘトヘトに溶けてしまいそうな感じです。 お子さま達は、暑さにも負けない元気モリモリで、その元気分けてくださいよ〜と思う毎日を過ごしています。 今日ですが、4歳自閉症(ここからはA君と表記)の子の保護者さまから「お友達との距離が近いです。トラブルを避けるために、どう言った声掛けや関わり方が適切ですか?」とご相談がありましたので話していきます。 まず自閉症のお子さまには、目で見た情報を理解しやすい視覚優位、こだわり行動(ルーティンや順番を重んじる)などの特性が見られることが多いです。 Aくんにもその特性は当てはまり、聴覚よりも視覚での情報をキャッチしやすかったり、自分の中のルーティンを作ったりする事が得意です。今回のケースは、彼のこの特性を長所として捉えた支援が有効ではないでしょうか。 この長所を活かした関わり方ですが、すぐに実践出来る方法として、お友達と話す時や遊ぶ時に片腕を前に出し(前へならえのポーズ)、手が当たらない位置だったら話したり遊んでも大丈夫と伝える。 その他にも、フラフープを身体にくっつけて、フラフープの中に入って話せるのは、パパやママだけ。フラフープより外はお友達と話せる場所と伝える。 床にマスキングテープを貼り、テープより先はお友達が遊ぶエリアと伝える(箱やボールなどでも大丈夫です)。 これらの方法なら視覚的に情報が入り、言葉で伝えるよりも理解しやすく、ルーティン化することで自然とお友達との適切な距離感を掴めると思います。 もちろん、すぐには距離感を掴むことは難しいので少しずつ少しずつ時間をかけて行っていく必要があります。 実際に行ってみてお子さまに合わない場合もありますので一つの参考として見てください。 ここでちょっとしたおまけとして、今後彼が成長して行く中で、少しずつ理解が深まるといいなと思うのが「相手の気持ちを理解する」ことです。 相手の気持ちは目には見えないので、自閉症のお子さまにとってはなかなか理解しづらい領域です。 そのスキルを得るために必要な関わりとして絵本を読み聞かせることが大事だと感じます。絵本は、様々な事を教えてくれる教科書みたいなもので、視覚的に絵を見て場面を想像出来るからです。 僕のおすすめは、「ないた」と言う絵本です。幼い時からほぼ毎日見ていた絵本でとても印象が強いです。もし良かったら、図書館で借りてみてはいかがでしょうか?

ユリシス・キッズTakabata/お友達と距離感を取るやり方ご存知ですか?
教室の毎日
25/07/07 11:45 公開

第1回保護者交流会「てふてふ」開催しました!

ユリシスにはこれまで、保護者さまの相談をじっくり聞く機会や保護者さま同士の困りごとを共有出来る場所がありませんでした。 「そういう場って、ユリシスさんで作ってもらえないですか?」 とある保護者さまから頂いた声をもとに、この度、ようやく実現に至りました!保護者交流会「てふてふ」です。 6/13(金)、20(金)ユリシス・キッズ TakabataとHaruta合同、6/16(月)ユリシス・キッズにて計3日間。お集まり頂いたのは11名の保護者さまでした。 これまで保護者さま同士でお話される機会はほとんどなく、皆さん初対面。最初は少し緊張されている様子もありましたが、自己紹介を兼ねてお子さまの好きなところや、最近あったお子さまのほっこりエピソードなどをお話頂くうちに緊張もほぐれ、徐々にリラックスした雰囲気に。 今回メインのトークテーマに据えたのは、事前アンケートで最も関心の高かった「今後の進路・就労について」。 先輩保護者さまから、小学校(普通級か支援級)・特別支援学校・中学校・高校の進学時に、教頭先生とどのような話をしたのか、進学の決め手は何だったのか、実際に進学してみてどうか等々、当事者にしか分からない悩みや葛藤をお話頂きました。 途中、「そこもっと!」と、エピソードトークが盛り上がり、活発な意見交換が行われる場面も何度かありました。 まだ少し先の話にはなってしまいますが、就労については「就労のために、子ども時代から出来ること」というテーマで、専門家の話を交えながら今何をすれば良いのか?という視点で理解を深めていきました。 後半は、子育ての困り事や休日の過ごし方、過去の体験談などを話して参加者で情報共有しました。どの会場でも、自然と質問が飛び交い、活発な意見交換が行われました。 早くも保護者さまから「次回も参加したいです!」と嬉しいお言葉も頂きました✨ 次回は11月に開催予定。保護者のみなさん、ぜひ一緒に“てふてふ”しましょう!

ユリシス・キッズTakabata/第1回保護者交流会「てふてふ」開催しました!
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25/06/30 10:42 公開
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