こんにちは。ハッピーテラス戸畑駅前教室02の原田です。
本日は、先日小学生のお子さんと一緒に行った、風船タイムレースについてお話したいと思います。
風船タイムレースとは、風船を落とさないよう棒で上に挙げながら、決まったコースを一周するタイムを競うシンプルなゲームです。
今回は特に、風船タイムレースを行う目的と工夫した点についてお伝えできればと思います。
まずは目的についてです。
一緒にこの活動を行ったお子さんは、負けた時に受け入れることが難しいお子さんです。負けると思うと、冗談交じりにルールを変更しようとしたり、ルールにはない行動を行って、勝とうとしてしまうことがあります。
勝ちたい気持ちはわかりますが、このままでは、ご本人も一緒に遊ぶお友達も楽しく遊ぶことは難しいです。
そこで、ハッピーテラスのスタッフとゲームを行い、勝ったり負けたりの経験を積むことで、勝ち負けがあるゲームをルールに沿って遊ぶ楽しみを知ってもらおうということを1番の目的として、取り入れました。
次に、工夫した点についてお伝えいたします。
工夫した点は大きく2つあります。
1つ目は、ルールの伝え方です。あいまいに伝えてしまうとお子さんがわかりづらい部分があったり、ルールの抜け道を探していわゆる「ズル」をしてしまうかもしれません。そうなってはスタッフもご本人も楽しくフェアにゲームができません。そのため、ルールを伝える際には、細かく、でも完結に、わかりやすく伝えることを意識しました。
2つ目は、負けてしまった時の対処法です。
負けを受け止められないことで、ルールを守らない行動が出てきてしまうお子さんであった為、負けてしまった時にどうしたらいいかを事前に確認しました。まずは悔しい思いをスタッフと一緒に言語化し、発散しました。そのあとは、「こういうこともあるよね」「ま、いっか」と切り替えのきっかけとなるセリフを練習し、負けた時にできるように確認を行いました。
同じような活動でも、お子さんの年齢や課題によって取り組み方は様々です。お子さん一人ひとりに合わせたトレーニングを実施しております。
次回は実際に行ってみての様子をお伝えしたいと思います。
個別での取り組みのご紹介(風船運びタイムレース①)
教室の毎日
23/01/18 11:52