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(237件)

言っても聞かない!それってそもそも伝わってないかも?

こんにちは!保育士のたくまです。今日は視覚支援についてお話してみたいと思います。 そもそも視覚支援ってなんでしょうか。その名の通り視覚、つまり目に見える形の支援ということですが、実は私たちも日常的に視覚支援の恩恵を受けています。 例えば信号機。これが無ければ道路は大渋滞になるし、交通事故が多発しまくるでしょう。 例えばカレンダー。これが無ければ今日が何月何日か分からないし、スケジュール管理もできず多くの人が仕事やプライベートに支障をきたすでしょう。 百聞は一見にしかずという言葉がある通り、言葉や文章だけではなく、イラストや写真を交えた方がより分かりやすし、目に見えていると安心感がありますよね。 そして、それは発達に凸凹を持つ子どもたちにとっても同じで、生活の質を向上させる上で視覚支援は大変有効な手段と言えます。 私も聞いたことはすぐに忘れるので、すぐにメモして視覚情報として残し、目立つところに貼るというセルフ視覚支援を使っています。格好良く言えばライフハックってやつですね。 視覚支援は、私のような口頭での指示を理解するのに時間がかかったり、指示を聞き逃しやすいタイプに有効と言われています。 また、何をすべきか分からず不安になりやすかったり、言葉でのあいまいな表現が理解しづらい子にも効果を期待できます。 前置きが長くなりましたが、ユリシスで使っている視覚支援のアイテムを少しご紹介させて頂きますね。口頭指示では伝わりづらいなと感じるお子さまに対して使っています。 「おかたづけまであと何分ボード」 時間をホワイトボード用のペンで書き込めるようになっていて、お片付けまでのカウントダウン的なイメージで使っています。先の見通しが立つことで不安や混乱を軽減する狙いもあります。 不安感からくるイライラが減ることで、情緒が安定し、落ち着いた行動に繋がっていると感じています。 他にも数種類あるのですが、一番使用頻度が高く、且つ効果が見られ重宝しています。 自由遊びから活動への切り替えが最も大変で。まだまだ遊んでいたい、遊び足りない、活動自体に興味がわかず参加したくない、などと様々な理由で、とにかく自由遊びを終わらせたくない子の多いこと、多いこと! 前もってお片付けまでの時間を丁寧にカウントダウンしていくことが大事で、私の場合はだいたい30分前から始めて5分刻みで伝えていきます。お子さまの頭の中の「お片付け」までの時間をじわじわと詰めていくイメージですね。 お子さまの行動をコントロールするのではなく、コミュニケーションの手段として、あくまでお子さんの理解を深めるためのツールのひとつとして活用しています。 それではまた!

ユリシス・キッズTakabata/言っても聞かない!それってそもそも伝わってないかも?
教室の毎日
25/02/08 09:53 公開

活発でやんちゃタイプの自己肯定感はこの一言で爆上げ!

こんにちは!保育士のたくまです。今日はユリシス一活発な小3男子Aくんのお話。 Aくんの個別支援計画書に「ユリシスの頼れるお兄さんを目指そう」という目標を立てています。これは、Aくんの長所をもっと伸ばせたらいいなと思って作りました。 普段から活発でやんちゃでいたずらっこで時には職員を困らせることもあるAくん。実は年下の子の面倒見が良くとても優しい一面を持ち合わせているんです。 年下の子を膝の上に乗せてあげたり、肢体不自由のお子さまの手をとってスタッフと共に歩行の補助をしてくれることもあります。ある子は、Aくんがデイに来ることを知ると「やったー!Aくん大好き!」と喜ぶほど! 「やんちゃだけど実はとても優しい」って、めちゃくちゃかっこよくないですか?私には真似したくても真似できません。 安岡◯也、的場◯司、哀◯翔など皆「やんちゃだけど実はとても優しい」ナイスガイです。Aくんもそんなかっこいい大人になるといいな、なんて勝手に妄想しています。 という訳で前置きが長くなりましたが、Aくんには積極的に下の子の面倒を見てもらうよう、他のスタッフに周知しました。 「ここで、◯◯くんの手を繋いてでくれないかな?」「◯◯くんと一緒に座っててくれないかな?」「◯◯ちゃんの靴下を履かせてもらえないかな?」などなど。無理強いはせず、あくまで彼が主体的に取り組めるような声掛けが好ましい。 そして、そういう優しい一面が見られた時は、たくさん褒める。褒めることで自己肯定感が高まります。 Aくんに「年下の子の面倒を見ることがユリシスでの僕の役割」と、思ってもらえたらいいなと思っています。役割を認識することで彼の中の自己肯定感も高まると思っていて。 自己肯定感を高めることで、失敗を恐れず何事にも前向きにチャレンジしたり、良好な人間関係を築いたり、その恩恵はその後の人生に深く関わってきます。 そうこうしているうちに、少しずつ彼も彼なりに良い方向にまとまってくるのではないかなと期待しています。 長い目で見ていきます。

ユリシス・キッズTakabata/活発でやんちゃタイプの自己肯定感はこの一言で爆上げ!
教室の毎日
25/02/06 11:06 公開

場面の切り替えが苦手な子どもに有効な声かけって?

こんにちは!保育士のたくまです。今日は場面の切り替えが苦手なお子さまのお話。 自閉症の女の子(6歳)。自由遊びから活動への切り換えを嫌がることが増えてきました。ここ最近の様子を見ていると、理由として考えられるのは、自由遊びを続けていたい、活動にそこまで魅力を感じていない、こんなところかなと思っています。 彼女の動機はいつもとてもシンプルで、好きな活動や得意な活動は喜んで参加しています。カップケーキのデコレーションをする時なんて、誰よりも先にお片付けをして喜んでやりますから。 なので、切り替えのポイントは、これから始まる活動に彼女自身がいかに魅力を感じられるかどうか、これに尽きるのかなと思います。 ただ、残念ながら常に彼女にとって魅力的な活動を提供できる訳ではないので、事前の伝え方や関わり方が大切だと思っています。 例えば私が最近している関わりとしては、彼女の好きな手遊びから始める、活動のお手伝いを頼む、活動のお手本を皆の前で見せてもらう、こんなところです。 ただ、これらを提案しても「やりたくない」と言うこともありますが、人間なので波があって当然だと思って諦めてます。もしくは私の力量不足ですね。 今日も明るい療育をモットーに運営中です♪

ユリシス・キッズTakabata/場面の切り替えが苦手な子どもに有効な声かけって?
教室の毎日
25/01/31 15:45 公開

代替コミュニケーション「PECS®」の勉強会を行いました

こんにちは!保育士のたくまです。今日はスタッフミーティングでした。毎月、タイムリーなテーマに絞って議論するのですが、今月は「PECS®」について。 PECS®(ペクス)とは、Picture Exchange Communication Systemの略で、日本語では「絵カード交換式コミュニケーションシステム」と言います。 言葉を使わずに絵カードを使ってコミュニケーションをとる方法で、特に、自閉症や発達障害のある子が意思を伝えやすくするためにアメリカで開発されました。 私自身、PECS®という言葉は聞いたことはあったものの、恥ずかしながら勉強不足であまり詳しくは存じ上げませんでした。 絵カードと言えば、言葉でのコミュニケーションの苦手な子どもに対する視覚支援的な意味合いが大きいと思っていて。コミュニケーションのスタートは常に支援者側で、その視覚情報を頼りに子どもは行動を起こすイメージです。一日の予定を絵カードで提示するような。 しかし、PECS®はその逆で。コミュニケーションのスタートは子どもなんですよね。絵カードを使って自発的に相手とコミュニケーションをはかる方法、それがPECS®です。 コミュニケーションの手段って、何も会話だけじゃない。ジェスチャー、手話、筆談、点字、モールス信号、メール、チャット、さまざまな手段があります。 その一つに絵カード、つまり「絵話」があって、これが視覚情報を認識しやすい発達障がいのお子さまにとっては非常に効果的であることが分かっています。 絵カードを使うことで発語がさらに遅れる、なんていう心配は無用で、むしろPECS®を始めたことで発言が増えたという事例が多数報告されているほどです。 何かしらの要求から始まるのがPECS®だから、子どもにとってはその分伝えたいことがある。溢れんばかりの要求が、ついつい言葉に出てしまうんでしょう。 言葉って、コップから溢れる水みたいと言いますが、まさにそんなイメージではないでしょうか。 という訳で、発語やコミュニケーションに課題を持つお子さまのため、今月はPECS®の勉強会を行いました。基本的なことから、実際に現場でどのように支援するか具体策まで。明日から早速、実践したいと思います。 ちなみに勉強会は下記の流れで行いました。 1. 研修の目的(5分) PECS®の基本的な概念を理解する 子どもへの効果的な活用方法を学ぶ 実際の支援に活かせるスキルを身につける 2. PECS®とは?(10分) 概要: 自閉症や発達障害のある子どもが意思疎通を行うためのコミュニケーション手段 特徴: 言葉の代わりに絵カードを使用して意思表示を行う 導入のメリット:コミュニケーションの促進、問題行動の軽減、言語発達のサポート 3. PECS®の6つのフェーズ(20分) 1. 交換のトレーニング – 子どもが欲しいものをカードで伝える 2. 自発的なコミュニケーション – 絵カードを使って自発的に意思表示 3. 弁別の学習 – いくつかのカードから正しいものを選ぶ 4. 文の構築 – 「○○がほしい」など、文章での表現を学ぶ 5. 質問への応答 – 「何がほしい?」と聞かれたら適切に答える 6. コメントの表現 – 状況を伝えたり、感想を表現 4. 質疑応答・まとめ(10分) 質疑応答 現場での活用ポイント 今後の実践への意識づけ

ユリシス・キッズTakabata/ 代替コミュニケーション「PECS®」の勉強会を行いました
教室の毎日
25/01/30 01:00 公開

正義感が強すぎて空気が読めず、トラブルが絶えません

こんにちは!保育士のたくまです。突然ですが、皆さんは空気読めますか? はっきり言って、私は苦手です。周りの求めていることが分からず、いつもトンチンカンな発言をして場を凍らせることは日常茶飯時で、状況次第では相手を怒らせてしまうこともしばしば。 私としては「良かれと思って」とやっていることなのですが、受け入れられないことが多いのです。 相手の気持ちが分からない訳ではないのですが、よくよく冷静に振り返ると、とにかく自分の気持ちを優先させていることが原因なんじゃないかと最近気づきました。自分の気持ちを優先し過ぎて相手の気持ちに気づいていないんです。 妻から何度「ほんと、空気読めないよね」とお叱りを受けたことか。 どうしたら空気を読めるようになるのか?その答えは前述の通り「相手の立場に立って考える」ことではないでしょうか。 「今、この人は何を考えているのか?何を望んでいるのか?どうして欲しいのか?」と想像を働かせ、瞬時に発言や行動に移せる。空気が読めるってことは、そういうことではないでしょうか。 さて、ここからが本題。 先日、とある親御さまからこんなご相談を受けました。 小学3年生の自閉症スペクトラムの我が子は、正義感強めて曲がったことが大嫌い。ルールを守らないお友達に対して注意するも、相手が反論すると怒って毎回のように煽った挙句手が出てしまいます。注意するのは良いことですが、クラスで飼っている金魚の餌をやり忘れただけでしつこく息子に注意されるお友達からしたら、「なんでそこまで言われなきゃいけないの?」と反論する気持ちも分かります。でも反論されたからと言って暴力を振るっていいはずはありません。そろそろ空気を読めるようになって欲しいのですが、どうしたら分かってもらえるでしょうか? 息子さんからすれば、正しいことをしているだけなのに反論される意味が分からない。「ルールを守らない人が悪い」。でも、だからと言って暴力をふるっていいかと言うと、それは違いますよね。ここの住み分けはしっかりすべきところだと思います。 そもそも自閉症スペクトラムのお子さんの場合、他人の感情に気づきにくいという特徴があります。相手の気持ちがわからない。相手の立場に立って物事を考えられない。つまり、「心の理論」が通じないことがトラブルの原因と言えます。 心の理論とは、他者の考えや気持ちを推測して理解する能力を指します。例えば「うそをつく」ことも、心の理論を獲得しているからこそできる行為。他者の心の状態を理解して操作する必要があるため、うそがつけるということは、他者の行動と心の状態の関連の理解を示しています。 心の理論の通じない相手に対して、「どうしてそんなことをするの?」と理由を聞いても「ルールを破ったから」としか答えようがありません。「こうすれば良かった」などと具体的なアドバイスをしても、間違ったことをしている訳ではないので、ピンと来ないでしょう。 問題なのは「金魚の餌やりを1回忘れたくらいで金魚は死なないよね。そんなに怒ることじゃないよね」という、周囲の誰もが気づいているこの暗黙の了解に息子さんが気づいていないこと。つまり、空気が読めていないことがトラブルの原因です。 この場合の好ましい対応としては、「注意すること→◯ 相手を煽ったり叩くこと→✕」などと、紙やホワイトボードに書いて視覚的に見せ、何が良くて何がダメなのか分かりやすく伝えること。ここに心の理論はないので、息子さんも理解できます。 さらに、落ち着いた頃を見計らって、支援者と一緒にロールプレイングするのも効果的。ロールプレイングとは、実際の場面や状況を想定して、役割を演じることでスキルを身に付ける学習方法を言います。 支援者は暴力をふるわれた役となり、「1回くらい餌やらなくたって金魚は死なないよ!」などと、問題となった場面を再現し、疑似体験する。その後、配役を交代するのもおすすめです。これは頭ではなく体で理解してもらうことが狙いで、経験値として積み重ねていくことになります。 体で覚えたことって、なかなか忘れませんから。かれこれ30数年前に覚えた子ども会の和太鼓の演奏なんてお囃子の笛の音が聞こえただけで手が勝手に動き出します。体で覚えたことってずっと自分の中に残っているんですね。 効果はすぐには望めないかもしれませんが、長期的に見ると、きっとこの経験が活きてくるはず。 だから、無理に空気を読もうとしなくてもいいんです。振り返りの中でをたくさんロールプレイングして経験値を爆上げしましょうというお話でした。 

ユリシス・キッズTakabata/正義感が強すぎて空気が読めず、トラブルが絶えません
教室の毎日
24/12/17 01:08 公開
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