皆さんこんにちは!
今日は感覚統合について、少し詳しく書いていきます。
以前に書いた内容とも被る所はありますが、ぜひ見てください。
自分のお子様と照らし合わせてみて、「当てはまる!!」と思った方は感覚統合の体操を取り入れてみると良いのでは…?と思います!
以前のブログでナーシングサポート前後では、【感覚のピラミッド】の中でも特に、【固有覚】【前庭覚】【触覚】の3つに重点を置いて療育に携わっているとお伝えしました。
なぜこの3つかと言うと、それぞれの感覚が、どこでその感覚を感じ取っているのかが分かりづらいから。です。
重いものを持ったさい、「重い」と感じるのはどこですか?と聞かれてすぐに正解を出せる人は少ないですよね。
どこで感じ取るか分からない…だからこそ、感覚統合の体操を通じてm感覚を入力していきます。
では、それぞれの感覚に対して、どのようなつまずきがあるのか見てみましょう!
★触覚につまずきがあると…
◎感覚が鈍感だと
・何かにぶつかったり、けがをしたりしても痛がらず、平気でいる
・つめや鉛筆を噛む
・他人とのほど良い距離をつかめず、近すぎるなど
◎感覚が過敏だと
・自分から人に触ることはできるのに、人に触られると嫌がる
・頭をなでられたり、手足を触られたりするとビクッとする
・帽子、マスク、靴下を嫌がる
・服の素材や襟の具合など、衣服への違和感が強く、服装へのこだわりが強い
★前庭覚につまずきがあると…
◎感覚が鈍感だと
・姿勢をまっすぐ保てない
・頭や身体をいつも動かしている
・目の前で手をヒラヒラさせてずっと見入っている
視線を定められず、人の目を見て話せない
・まわる遊具やブランコなどが大好きで、はなれようとしない
◎感覚が過敏だと
・乗り物酔いをしやすい
・文字などの飛ばし読みが多い
・動く遊具が怖い、嫌い
・高いところや足場の不安定なところを怖がる
★固有覚につまずきがあると…
◎感覚が鈍感だと
・細かな動作が苦手
・力加減が調整できず動作が乱暴
・何かにぶつかったり転んだりしやすい
・動きを模倣するダンスや体操が苦手
・姿勢が悪く、ダラダラしているように見える
・文字がうまく書けない
・常に体に力が入っている
上記の内容はあくまで一部の内容になります。
大人も子どもも、もちろん上記の内容にいくつか当てはまる所もあると思います。
ただ、普段の生活に困りごととして出ていない事がほとんどです。
こういった内容で生活の中で困りごとが出ている…。そのような時は感覚の交通整理を行いましょう。
感覚統合の体操を通じ、落ち着いた体づくりを目指し、今の現状からのお困りごとを一つでも減らせるように支援にあたっていきたいと考えています。
感覚統合について
教室の毎日
22/06/27 21:00