知的発達症(知的障害)の2歳4か月の息子がいます。先日、発達検査を受け、DQ55~70程度と診断されました。
現在の状況は下記の通りです(長くて申し訳ないです)。
・文はおろか、単語もこれまでに一度も発語したことがない。喃語のみ。
・単語はおそらく100語以上は理解している。アンパンマンキャラクターの他、動物や乗り物、食べ物、日用品、日常行動などの名称は知っている。たとえば、絵本で「キリンはどれ?」「清掃車はどれ?」「時計はどれ?」「数字の1はどれ?」「赤い車はどれ?」「お手てを洗ってるのはどれ?」「ねんねしてるのはどれ?」と聞くと、言葉は発さないが正しい絵柄を指さす。動画や絵本を見ていると、指をさして絵柄の名前を知りたがる。
・簡単な指示は理解している。「ないないして」、「ちょうだい」、「お外行くよ」、「お風呂行くよ」などの指示は通る。たとえば、「オムツないないして」と言うと、オムツを持ってゴミ箱に入れる。「お風呂行くよ」と言うと、親の手を引いてお風呂に向かう。また、「パパにバイキンマンのおもちゃ持って行って」や「ぬいぐるみをおばあちゃんにあげて」と言うと、指示通りに実行できる。「ママ」だけはあまり理解していない。
・目はよくあい、よく笑う。
・名前を呼んでも反応がないことが多い。「これ見て」でようやく反応することが多い。
・動画を見たり遊んだりしていると、家族の手を引いて、自分の横に座らせようとすることが非常に多い。特に何かしてほしいわけではなく、そばにいてほしいだけの様子。あからさまなクレーン現象はない。
・頻繁に指差しをする。自分が知っているもの(動物など)を見かけると、毎度必ず、指をさしながら親の顔を確認する。
・うまくは言えていないが、真似をしようとはする。バイバイキーンやアーンパンチのほか、「ライオンのモノマネして」と言うとガオー、「ゾウのモノマネして」と言うとパオーンなど。
・動画の影響からか、おままごとが好き。野菜のおもちゃを切ったり、焼くふり、食べるふりをする。バイキンマンのおもちゃをねんねさせたりする。
・ママの後追いをよくする。パパの帰宅後は、パパに密着したがりべったりになる。
・同年代の子と積極的に接しようとしない。一人遊びが多い。
・偏食はほとんどなく、食事で困ったことはない。
・寝入りはいいが、夜中によく起きる。お尻をトントンするとすぐに寝ることが多いが、一回も起きない夜は少ない。
・身体を動かすのが好きで、特に階段を上るのが好き。夜はソファに登って遊ぶ。ただしジャンプはできない。全力で走ると転ぶことも多い。
・思い通りにならずにぐずっても、切り替えは早い。YouTubeを見せたり気を逸らすと元通りになる。
・遊具やおもちゃに向かって走りに行く場合でも、遠くには行こうとはせず、親の様子を常に気にかけている。
・スプーンはぎこちなさはあるが一応使える。フォークはあまり使おうとしない。
・衣服や靴の着脱は一人ではうまくできない。
・感覚過敏はなく、こだわりや反復行動もあまり見られない。
こうした特徴から、自閉傾向は現時点では薄いのですが、単に言葉が遅いというだけでもなく、発達検査では(ボールの受け渡しや丸を描く等)できないことも多かったので、知的発達症(知的障害)と診断されたことには納得しています。近日中に、療育手帳を取得予定で、療育を始める予定です。
そこで、同じような状況にある(あった)親御さんにお聞きしたいのは次の二点です。
・自閉なしの知的障害の子は、療育で本当に伸びるのでしょうか。特に言語面で伸びた、早期療育をやってよかったという例がありましたら(または逆の例がありましたら)、教えていただけるとありがたいです。
・わが子の知的障害を受け入れる、または障害を持つことへの悩みを持たなくなるのにどれぐらい時間がかかりましたか。私自身まだ完全に受け入れられておらず、周りの子と比べたり、思い描いていた夢や「普通の家族」とのギャップを感じて、毎日心が重い状態です。息子のためにも、何とかこの暗いトンネルを脱したいのですが…。
以上、長々と恐縮ですが、皆さまから療育と人生のヒントをいただけると幸いです。
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2025/10/08 投稿