【こぱんの連絡帳はソラプロ(アプリ)です】【連絡帳で伝えたいこと】
【子どもを見る視点、理解、言語表現について】
・こぱんはうすさくらの連絡帳は、手書きではなく、デジタル(アプリ)の「ソラプロ連絡帳」です。
・療育や送迎が終わったあとで、スタッフがその日のお子さんの様子や出来事などをパソコンやスマホなどで記入し、保護者の方に送信しています。
・また、療育開始前に、当日の朝などのお子さんの様子や連絡事項などについて、保護者の方に入力していただいた内容を確認できるシステムになっています。
★連絡帳に何を書き、保護者の方に何を伝えるのかは、結構難しいところがあったりします。
★同じ子の一日の療育での様子を、複数のスタッフに書いてもらうと、
時に、【連絡事項】に書かれた内容が全然違ったりすることもないわけではありません。
その子のどこに注目し、また、その子のどんな部分をご家族に伝えたいかなどによって、全然違ってきたりします。
★それはそれで良いことですが、僕は、こぱんはうすのスタッフには、他のスタッフが書いたソラプロ連絡帳にできるだけ目を通すように指導しています。
★他のスタッフが、その子をどの視点から見つめ、どんなふうに寄り添い、何を感じ、どんなふうに理解し、どんなやりとりをしたのか、
そして、ご家族の方に何を伝えようとしているのかを知ってもらいたいと思っています。
◆療育とは、子どもの発達を促すための関わりや、心のケアなどをていねいに行うことだけではなく、
子どもたちの発達変化や行動の意味、
そして、コトバにできない感情や思いなどを汲み取り、
それをご家族の方に、通訳や弁護士として、言葉で表現し伝えてあげることも、
大切な療育の一つだと僕は思っています。
◆そのためには、子ども達の理解を深めるために、発達障害や心の問題などについて勉強しなければいけませんし、
言語表現力を磨かなければいけないと思っています。
◆「楽しそうだった」「笑顔が多かった」「機嫌が悪かった」「泣いてしまった」「怒った」「プログラムに参加出来た」「参加出来なかった」「お弁当をほぼ食べた」「お弁当を残した」などの事実を書くだけではなく、
表情や行動から読み取れるその子の感情や思いとか、どうしてそうだったのかや、その行動の持つ意味などを考えて、その理解の内容を保護者の方に表現して伝えることも大切だと思っています。
◆また、子どもは、そのスタッフとの信頼関係(ラポート)ができていないと、本音というか、本当の姿は見せてくれません。
そのため、一人ひとりの子どもとのラポートを形成し深めるための努力も大切だと思います。
⦿これらの努力を日々続けることによって、子どもを見る目や理解する力が向上し、
療育のレベルというか質が向上していくと思っています。
そして、これは、僕が僕自身にいつも言い聞かせていることです。
みなさん、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
◆但田たかゆき
【こぱんの連絡帳はソラプロ(アプリ)です】
教室の毎日
23/09/18 21:21