短い日記の交換

「次女さんの気持ちを知りたいので、日記をたくさん書いてもらえるとうれしいです」という先生に、なるほど…とうなずく母。
Upload By まりまり
次女の学年では、3・4年生の期間、全員が連絡ノートに日記を書くということを実施していました。
ほんの数行に何でも書いて良くて、さらに書いても書かなくても良い、という緩いものでした。
…が、次女は「何でも書いていい」と言われると、逆に何にも書けなくなってしまうので、最初は「学校であった楽しかった・うれしかったこと」にお題を設定して書き始めました。

先生が次女自身の考えや気持ちを分かるようになった

すると、日記を続けていく中で、
「次女さん、日記に色々書いてくれるようになったので、私も『そう思ってたのか』というのが分かってきました…!」と話す先生
日記には、『体育のマットで後転できなくて悔しかった』など、次女の気持ちが書かれている。
Upload By まりまり
と先生からお話がありました。
日記の中身は「これがうれしかった」「これが大変だった」というような簡単なものでしたが、次女は日ごろから言葉だけでなく、感情が表情や行動にも出ない…というよりも出せないので、それだけでもコミュニケーションの手段としてとても役に立ってくれていたように思います。
このやり取りから、先生が次女の「楽しい!」「やってみたい!」や「難しい」「嫌だ」という感情を拾って、クラスでの支援を工夫してくれていたように思い、親としてとてもうれしく、心強く感じたのでした。

執筆/まりまり
(監修:井上先生より)
言葉ではなく、短い文章を書くという方法で先生とコミュニケーションが取れるようになったことは、とても良かったと思います。
子どもさん自身が不安に思ったことやうれしかったことを先生が知ること、お子さんが先生の気持ちを知ることで、さりげない支援ややり取りが可能になると思いました。今の娘さんが当時を思い出してどんな感想を持つのか、ぜひ聞いてみてください。
場面緘黙(選択性緘黙)の原因とは?子どもの緘黙はなぜ起こる?大人の場合は?について解説【医師監修】のタイトル画像

場面緘黙(選択性緘黙)の原因とは?子どもの緘黙はなぜ起こる?大人の場合は?について解説【医師監修】

発達障害の診断・検査方法は?診断・検査は受けるべき?発症年齢や検査・診断の方法を紹介します【専門家監修】のタイトル画像

発達障害の診断・検査方法は?診断・検査は受けるべき?発症年齢や検査・診断の方法を紹介します【専門家監修】

ASD息子の新学期!新担任に渡した対応のお願いと、さっそく面談で相談したことのタイトル画像

ASD息子の新学期!新担任に渡した対応のお願いと、さっそく面談で相談したこと

新学年、想定外の担任交代でも安心できた理由とは?特別支援学級の先生と続けている2つのことのタイトル画像

新学年、想定外の担任交代でも安心できた理由とは?特別支援学級の先生と続けている2つのこと

担任は?友達との相性は…クラス替えは試練!?ADHD次男に必要な「合理的配慮」のタイトル画像

担任は?友達との相性は…クラス替えは試練!?ADHD次男に必要な「合理的配慮」

療育支援探しバナー

追加する

バナー画像 バナー画像

年齢別でコラムを探す


同じキーワードでコラムを探す



放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

放課後等デイサービス・児童発達支援事業所をお探しの方はこちら

コラムに対する投稿内容については、株式会社LITALICOがその内容を保証し、また特定の施設、商品及びサービスの利用を推奨するものではありません。投稿された情報の利用により生じた損害について株式会社LITALICOは一切責任を負いません。コラムに対する投稿内容は、投稿者の主観によるもので、株式会社LITALICOの見解を示すものではありません。あくまで参考情報として利用してください。また、虚偽・誇張を用いたいわゆる「やらせ」投稿を固く禁じます。「やらせ」は発見次第厳重に対処します。