先月の下旬に通級の先生から三男が8月に受けたWISCの
結果を聞きました。
初めは私だけが聞く予定でしたが、担任の先生も一緒に
聞きたいと言ってくださって三者面談になりました。
WISC-Ⅳの結果は
全検査IQ87、言語理解115、知覚推理87、
ワーキングメモリー76、 処理速度70でした。
一番大きな差が45でした。
現在9歳の三男は言語理解が11歳程度、処理速度が
6歳程度とのこと。
処理速度6歳は「ADHDの子の発達は実年齢の3分の2」と
いう事例に当てはまっていて納得できました。
年長の時に受けたWISC-Ⅲでは言語理解が77だったので
数値的には、かなり伸びたことになります。
通級の先生が言うには言語理解は伸びにくい部分だそうで
「お母さんが相当頑張られたと思います。」と言って頂き、
嬉しかったです。
ただ、他の項目は平均値に行かない状態。
現実的には支援が必要だと思われます。
それでも言語理解が高いと苦手な部分をサポートすることが
できるそうで、通級の先生は数値の割に適応が良いと話して
いました。
担任の先生からは片づけなど手伝いが必要な場面は
あるものの、概ね皆と一緒に行動は出来ているそうです。
積極奇異型で授業中も空気を読まずに良く手を上げるので
周りの子たちの刺激にもなっているとか。
休み時間は図書館で本を読んでいることが多いそうです。
通級の先生は一貫して得意を伸ばすことが一番大事だと
話していて、無理に友達と遊ばせなくても良いと言われ
ました。
先月は療育センターの受診もあり、学校と通級と自宅での
子どもの評価の書類を持って行きました。
そして全体的に評価が落ちていることと、午後から行動の
切り替えなどが難しくなるということでコンサータを
18㎎から27㎎に変更しました。
どちらの薬を飲ませるかは私に一任された状態でかなり
悩んだのですが、27㎎を飲ませたら帰宅後の宿題が
とてもスムーズになりました。
学校の様子を聞くと開口一番「すごく楽だった。」と。
隣の席の子に具合が悪いのではないかと心配されたそうです。
(それくらい大人しかったと。)
そして翌日の朝も早く起きました。
学校が楽だと疲れが溜まらないのかな?と思いました。
一応、服薬する時に
「イエロー(18㎎)とシルバー(27㎎)どっち飲む?」
と聞きますが、三男は
「もちろん、シルバーでしょ。」と答えます。
薬は彼にとって眼鏡の役割をしてくれていると感じます。
18㎎は1年生の秋から飲み始めて丸2年。
耐性なのか身体の成長なのか、合わなくなっていたようです。
体重は夏休み明けの測定で何とか20㎏超えたくらいですが。
持久走大会でも41人中13位に入る健闘ぶり。
ボーイスカウトでも標高634mの弥彦山も登りました。
1年生の時は「疲れた。」と言って歩かなくて学校まで毎日
片道30分の道を付き添いしたのが嘘のようです。
通級の先生には
「普通学級にいるなら、お薬は飲んでください。」と
言われました。
今後、偏りがあることで不適応を起こすことも考えられ
ますが、本人の気持ちと相談しながら理解と支援を得ながら、
頑張る三男をサポートしていきたいと思います。
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2015/10/01 投稿