・「バウムテスト」木の絵を自由に描いてもらう検査です。
・「バウムテスト」は、描いてもらった木の絵から、その人の人格、親子関係、家族関係、人や社会との関わり方、心の状態、生命エネルギー、意識、無意識、深層心理、トラウマ(心の傷)等を探り、理解しようとする心理検査です。
・1920年代にスイスのユッカが、この地球上で直立している“生き物”は「人」と「木」であることに着目し、また、人には「自分の姿を書け」と言われてもなかなか書きにくいのに比べて、「木」なら書きやすいという心理があることから、「人は、木に自分自身を投影する」と考えました。
・そして、同じスイスのコッホが、実際の
「木」と人間が書く「木」とを照らし合わせて研究し、「バウムテスト」として完成させました。
・もちろん、一枚の「木」の絵だけで、人間のすべてを知ることは不可能です。
・しかし、人が表現することは、その人の内面にあることですから、自分の姿を投影しやすい「木」の絵は、その人の無意識、意識がともに表れると考えられます。
・この検査で、自分に対する外からのストレスやプレッシャーは、結構はっきりと、いろいろなサインとして現れてきます。
・その人の自己像、今、社会で置かれている位置、父親との関係、母親との関係、学校での様子、教師との関係などが分かります。
・周りとどのように関わろうとしているのかや、行動の現れ方などもわかります。
・また、心の傷つき、トラウマ(心の傷)なども、割とはっきり現れ、その時期や場面などを推測できることもあります。
・ただ、お子さん(検査を受ける人)と検査者の間にラポート(信頼関係)が形成されていないと、本音や内面を素直に出さないことがあるので、信頼関係の形成と、複数回の実施が必要です。
・また、バウムテストは身体模倣の発達の状況も確認出来ますし、
・空間をどんなふうに使うかで、その人(その子)が、今、社会で生きていくことについて、どんな思いでいて、どの場所にいるのかがわかります。
社会に対して積極的か回避的か、
社会に自分の居場所があると感じているか、
そうではないと感じているのか、
生き生きと生きられているか、
生の傍観者的になっていないか、
敗北感や自己否定の思いを強めていないか、
発達退行的、赤ちゃん返り的になっていないか、
※絵を描くことは、それだけで心理療法の意味があります。
・自分を表現し、それを誰かに受け入れられ、共感してもらえることで、
悲しみや寂しさ、苦しみや
不満や怒り、
絶望
などのマイナスの感情は少しずつ消化されていきます。
★こぱんはうすさくら札幌太平教室を利用されているお子さんには、
目には見えない心を理解し、
マイナスの感情を消化するために、
定期的に【バウムテスト】やその他の心理検査を実施しています。
・また、【ミニ箱庭療法】も実施しています。
★保護者の方のご希望があれば、保護者の方にも【バウムテスト】などの心理検査を実施しています。
・【ミニ箱庭療法】も実施可能です。
・相談、カウンセリングも行なっています。
※料金は無料です。
◎なお、こぱんはうすを利用されていないお子さんや大人の方でも、ご希望があれば、多少料金をいただきますが、心理検査、心理療法を実施できます。
当日にも簡単に説明しますが、心理所見書を作成し、後日あらためて、詳しく説明させていただきますので、ご希望の方がいらっしゃれば、当教室までご連絡ください。 但田(ただ)
【心理検査及びアートセラピーとしての「バウムテスト」】
教室の毎日
22/10/13 10:23