こちらは専門家回答のQ&Aです。
保護者さまお悩みアンケートで応募のあった中から採用されたものとなります。
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小学5年生、ADHDで服薬中の息子の相談です。嘘をつかれたり、問題行動があったりするため家族も疲弊しています。
具体的には、
・日々の服薬を毎日伝えないと飲まない、飲み忘れた薬を捨てる
・お菓子を漁り、食べたゴミは隠す。食べたことに親が気づいても謝らず「知らない」と言い、泣いて会話不能になる
・「宿題はない」と事実とが違うことを言う、隠れて答えを丸写しする
・授業中(参観日でも)机に突っ伏しており、先生からもたびたび電話があり、指摘されている
・病院の先生から息子のサポートをするよう言われているが、忘れ物対策でホワイトボードを使用したり鞄にメモしたりしても本人は見ない
・息子と一緒にルールを作っても実践しない
など、連日できる限りの対応していますが上手くいきません。先日夜に叱ったら家を飛び出すこともありました。
何かしらの方法がないかアドバイスをいただきたいです。
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この質問への専門家回答1件
ADHDの診療では、薬を飲まないこと、宿題や忘れ物、食べ物を隠す行動、授業中に机に伏していること、叱られた後に家を飛び出したことも重要な診療情報です。これらを単に「嘘」「反抗」と捉えず、ADHDの特性との関連も含めて考える必要があります。症状や困りごとは、同じADHDでも一人ひとり異なります。対応に難しさを感じる場合には、臨床心理士・公認心理師によるWISCなどの心理検査で、認知特性や得意・不得意を把握し、その結果をもとに医師と支援方法を検討するとよいでしょう。
さて、ADHDの治療薬には複数の種類があり、錠剤、カプセル、粉薬、液剤など剤形もさまざまです。服薬回数も1日1~2回など薬によって異なり、夕方から夜に1回服用する薬もあります。生活リズムも主治医に伝え、本人と主治医で、続けやすい薬、剤形、服薬時間を相談してください。家族から服薬を促されることを嫌がる場合には、学校で朝に服用できるか、服薬指示書などについて学校と相談する方法もあります。
薬がどうしても苦手な場合には、認知行動療法などの心理社会的治療に加え、スマートフォンにインストールするゲーム形式のADHD治療補助アプリ「ENDEAVORRIDE(エンデバーライド)」という選択肢もあります。これは医師の診断・処方のもとで使用する治療用アプリで、対応する医療機関が限られるため、希望する場合は主治医に相談してください。
最後に家庭での対応ですが、症状が強いお子さんほど、まず食事と十分な睡眠時間を確保し、生活リズムを整えることが大切です。たくさんのルールを一度に守らせようとするより、生活の基本を安定させたうえで、できることを一つずつ増やしていくことをお勧めします。
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